このレビューはネタバレを含みます▼
これまで自分は「鉄道地図」という概念や内容についてあまり深く考えたことがなかったので、筆者による指摘に触れるまで疑問すら持つことがなく、そういうものだと思い込んでいたことに気づかされました。例えば移動効率だけを考えれば確かにまっすぐレールを敷けば良さそうに感じられながらも、あえてそうではなく複雑な形にされていたり、絡まりそうな形で本線と支線が配置されていたりする場所があるなど、探せば探すほど不思議に思えるところが意外と多く存在するということを知りました。ひとつひとつ歴史をひもといて理由を知ると、とてもスッキリします。