ネタバレ・感想あり希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話のレビュー

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最高です!
2023年5月14日
カフカがネガティブすぎて、ゲーテがポジティブ過ぎるように見えるけれど、実は互いの心の底に共通したものが見え隠れしているのが非常に面白かったです。本作品を纏められた筆者の力量と思いますが、カフカとゲーテの二人の言葉は心に刺さりました。学生のときに読んでおきたかった。
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希望と絶望
ネタバレ
2022年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゲーテはアグレッシブで前向き、ポジティブで力強い、眩しさを感じます。でも粗雑さや短絡的ではなく、じっくり長期にわたって文筆業以外の仕事に携わり、結婚も理解を得る迄長きに渡り関係を維持する。
一方カフカは読んでいるだけでどうしてそこまでというマイナス思考、自己評価の低さ。過敏症や不安症なのか、弱々しい。それでも作品を評価する友人、複数の恋人、療養先で知り合った人のエピソードに興味深いものも幾つもある。そして自虐ギャグのようなちょっと笑ってしまうような文言、喜びが強い光を放つ様もないわけではない。

この作品は本当はもっと膨大な量だったのを削ってしまったらしいが、全て読んでみたい。
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