ネタバレ・感想あり川端康成へのレビュー

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刺す!
2021年6月5日
思わず笑ってしまいました。刺してはいけません。太宰は真剣に川端康成へ想いを綴っているのですから笑ってはいけませんね。どれだけ芥川龍之介を崇拝していたかが伝わってきます。
もう、なんとかして芥川賞をあげてほしい、と思ってしまいました。
又吉さんの火花の文庫本の「芥川龍之介への手紙」と題した、猛烈なラブレターも芥川愛に溢れ素敵でした。
私も芥川龍之介、好きです。このお二人には到底及びませんが。
この人間臭さがいい
2021年6月4日
太宰、いいですねぇ、嫌いになれないやっぱり😄

ただ、私自身は川端康成氏を敬愛しておりますので、とりあえず誤解ない様に、芥川賞事件の顛末をお話しします笑笑。

まず第一に、川端自体は太宰の才能を認めてはいます。芥川賞に受賞出来なかったのは、投票で圧倒的多数により、石川達三が受賞したからです。その選評時に、太宰の私生活の乱れを川端が指摘し、それが落選に繋がったと太宰は思いました。なので、この恨み節苦笑。

それに対し川端は、冷静に票数で落選したこと。自分の指摘が不遜に感じるならば撤回し、作品を読み直したい。と、述べています。

つまり、全てが太宰の逆恨み…と言いたいところですが、そんな川端も決して褒められた私生活ではないので(骨董品などの蒐集癖による度重なる借金など)、おまいうな状態ではあったのかもしれませんね笑笑。

しかし、佐藤春夫との逸話しかり、彼への芥川への愛は不滅ですね。そこまで敬愛していながら、一度も会えなかったのは、同情します苦笑
笑っちゃいけないけど
ネタバレ
2018年11月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 刺す。の一文で笑いそうになってしまった。太宰治が新設された第一回芥川賞の候補にはなったものの、結局選ばれず、川端康成の批評に対する怒りの反論を展開したもの。どうしてそこまで芥川賞にこだわっていたのか知りたい。
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作家は「間抜け」の中で生きている
2021年7月8日
三島由紀夫もノーベル文学賞を取れなかった事が、死に急がせた一因だとも言われています。
賞取りレースの一喜一憂、地団駄ぶりを最も強く感じさせてくれる作品ですね。
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作家名: 太宰治
出版社: 青空文庫
雑誌: 青空文庫