ネタバレ・感想あり女生徒のレビュー

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女の子の語り
2024年6月27日
太宰治の作品の中で、女性語りの小説はいくつもありますが、これは女の子の語りです。なんともいえない、微妙な心情が描かれています。元ネタもあるようですが。
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女の子の気持ち
2022年12月18日
少女時代特有の純粋さや潔癖、小賢しさやほんの少しの残酷さが、一人の少女の独白みたいな文で書かれた作品。これで中の人がおじさんなんだもんな。太宰作品は経験してないことも共感させられるパワー系作品が多い。あらためて太宰は一人称文学の天才だと思わされました。
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こんな文章が書けたなら
2022年7月11日
多感な時期に出会って、繰り返し何度も何度も読んだ好きな作品のひとつ。
ロココ料理のくだり、百合の花を取ってくれた坑夫のくだり、山形、犬のカアのこと、「わるいのは、あなただ。」…悲しくもないのに自然と涙が出てくるのは、なぜなのか。揺さぶられてモヤモヤするのではなく、こんなにもスッキリとした心地になるのはなぜなのか。
当時、文学ってここまで自由で素直なものでいいんだと衝撃を受け、なんで中年のおじさんが年頃の女の子のことをこんなにも瑞々しく書けるのかと更に驚いた。今でも訳が分からない。

文庫本で持っているけれど、折に触れ読み返したく、この度購入、0pt.。シーモアでの青空文庫の存在を教えてくださった島の先輩に感謝。
文字は紙の本よりも小さい。ただ1ページ中の文字数が少ないため思ったよりも読みやすい。
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作家名: 太宰治
出版社: 青空文庫
雑誌: 青空文庫