ネタバレ・感想あり【電子限定完全版】くぐもったドラムのレビュー

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健気受けがお好きな方に
ネタバレ
2024年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 翻訳物を英田先生が超訳(翻訳は村井愛さん)されたとあって興味深く読みました。
ルドルフ大尉(ヒゲ攻)とマティアス中尉(金髪受)、軍人同士の禁断の愛。作品紹介にある通り、さあこれからという矢先に愛した人が記憶喪失になって2人の時間を全て忘れてしまうという悲劇に見舞われます。そこをどう乗り越えるのか、記憶は戻るのかがお話のキモになってくるのですが、愛した人のそばにいたいと健気に踏ん張るマティアスに次々襲いかかる出来事が本当に辛くて何度も心を痛めました。
写真の存在、過去の恋人、ルドルフの他人行儀な態度にマティアスの心は少しずつ削られていって。この様子に胸が苦しくなりつつも、2人のその後がどうにも気になり意気込んで読んだら最後の最後にようやく幸せを掴むという‥。
ルドルフの記憶もここまでマティアスを苦しめたのだから簡単に戻ったら興醒めだなと思っていたので、この顛末には概ね満足です。ルドルフの言葉を借りれば、本当に愛した人はたとえ記憶をなくしても2度恋に落ちるだけ、という揺るぎないものを見せつけられたので文句は言いませんが、それでもルドルフお前もう少し早く気付けよ!とは思いました。
全体的にやや暗め、ひたすらマティアスの健気受けを見守る切ないお話でした。イラストも良きです!
M/M小説がBL超訳で楽しめます!
2020年9月10日
普段翻訳本を読んでいるとあれ?これどういう意味?など文章の前後を見返して真意を探る事が多々ありますが英田先生の超訳なので全くそのような事はなくすんなり楽しめました。
1866年の普墺戦争時のプロイセンの軍人さんのお話しで記憶喪失もの。忘れられてしまう悲しさ、思い出せない辛さ、すれ違いが切なくてキュンキュンします。そしてえすとえむ先生のイラストが萌えを増します!
記憶喪失もの
2022年5月22日
序盤は戦地での2人が格好良く、ときめきながら読みましたが、だんだんと魅力が薄れて(特に攻め)
合わなかったのだと思います。でも、充分に楽しめました。
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記憶喪失と健気受け
ネタバレ
2018年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハーレクイーン・ブラック M&Mの超訳ということで興味津々で読ませていただきました。
日本のBLとどう違うのか?というと
日本のBLはファンタジーぽいのが多いのですが、もっと現実的な感じがしました。
でも、設定が1866年ですので、ファンタジーと言えばファンタジーになるのかもしれません。

お話はルドルフ大尉とマティアス中尉の恋物語で、さて、これからというところで
ルドルフ大尉が記憶喪失となり愛を交わした2年間とマティアス中尉と恋人だったことを忘れてしまいます。

マティアスは簡単に言うと健気受けです。
彼の純愛が記憶喪失のルドルフに届くのか?
記憶を取り戻すのか?
二人の愛は取り戻せるのか?
といったところが読み応えでしょうか?!

ここからちょびっとネタバレです。
結局ゲルツが犯人ですね。
彼が写真を隠したりしなければ、マティアスもこんなに苦しむことがなかったのではと思います。


M&MとBLの違い、
はたまた英田サキさんの好きな方は読まれることをオススメです。

海外のM&MでこのこのBLがやばい! 2018年度版 (Next BOOKS) - にランキングしているものもあります。
私もまだ読んでいないので、今度、読んでみたいですね。
天使の影 ~アドリアン・イングリッシュ1~ (モノクローム・ロマンス文庫) -
M/Mならではの
ネタバレ
2017年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 体格の良い軍人同士のお話で、昼メロ要素が満載です!!
幸せになるために踏み出そうとした瞬間に落馬による記憶喪失、また都合良く出会ってからの2年…そして良かれと思って~の使用人の勝手な思い込みによる横やり、悪者代表の元カレ、モチロン味方も居ますが若い受けの男気と愛情が全てでしたね。
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