ネタバレ・感想あり愛の摩周湖殺人事件のレビュー

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二人の殺人犯と殺人教唆
ネタバレ
2025年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 僕は数年前にコミックシーモアの利用を初めてから間もなくこの推理小説を知りました。この推理小説、山村美紗氏の晩年の作品だったんですね。この小説の冒頭でいきなり主人公の「岡田美加」の父親が行方不明になると言う異様な展開は勿論ですが、殺人犯が二人も現れてしかもそのうちの一人が「殺人教唆犯」だったと言う結末ともう一つ、この小説の冒頭から主人公と仲良くしていた人物が実は主人公の父親を殺した犯人だったと言うあらすじにも驚きました。しかし、だからこそ「推理小説」と言えるのですね。それにしましても殺人犯の一人の「富田」、本当に許せない男ですね。主人公の父親の会社の支社の不正経理を隠蔽するために主人公と仲良しでした「名木陽介」を無理矢理殺人犯にしたのですから。コミックシーモアをご利用の山村美紗ファンの皆様、サクラレビューなんかに負けないで山村美紗氏の推理小説へどんどんレビューを投稿して下さい。また、山村美紗がまだ存命しておられるうちに、それも「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに「推理ものの少女漫画」が大ヒットして欲しかったです。
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