ネタバレ・感想あり藪の中のレビュー

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黒沢の「羅生門」
2024年10月31日
黒沢明監督の「羅生門」は、羅生門ではなく、「藪の中」を原作にしていると知り、読んだ作品です。真相は藪の中、とかいうセリフもこの作品からきているらしいです。短いし、面白いです。
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人の視点、主観というもの。
ネタバレ
2023年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 事実は一つだけど、見る人の視点や主観、立場によって、見え方、捉え方は変わるということを見事に描いた作品。現実の人間の真実とはこういうものだとまざまざと見せつけられる。
真骨頂ミステリー
ネタバレ
2023年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 芥川龍之介「薮の中」はミステリー作品の真骨頂だと思います。各々の証言にて事件を推理するのですが、真実なのか?偽証なのか?まさに謎なストーリー、真相は薮の中、この真実は何なのか?ずっと気になります。
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解決編のないミステリ
2022年5月26日
証言者は全部で7人。実際事件に関わる3人の証言は完全に食い違う。それぞれが自分に都合の良いことを言っている印象を受ける。でもコレ、多襄丸は単なるきっかけ、おまけで、夫婦の間の闇の濃さがコトをややこしくした気がする。ミステリ好きとしては勝手にいろんな解決編を妄想してしまう。
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藪の中
ネタバレ
2019年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 複数の人々の証言。それだけでどんな事件かおおよそ分かる。途中経過が不明、結果として目に見える事実以外は分かりにくい藪の中での出来事。主観、客観、思い込みなのか、偽証なのか、何が真実なのか、当事者、傍観者、関係者、それぞれの話の矛盾、突き詰めると益々混乱する。見たいものを見て、信じたいことを信じるのか……。まさに藪の中。
興味深いつくりの小説
ネタバレ
2024年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7人の語りでストーリーが少しずつ浮かび上がる、不思議な魅力のあるつくりの小説。
結局真相がわからないままなのも、小説としていいなと思いました。
この小説を原作にした、黒澤明監督の映画『羅生門』も観ましたが、映像化したい気持ちがわかる気がします。
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作家名: 芥川龍之介
出版社: 青空文庫
雑誌: 青空文庫