ネタバレ・感想あり天球儀の海のレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

良いです
ネタバレ
2017年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 資紀の希を想うところに感動しました。分かりづらい資紀の愛情に希が気付いた場面には泣けました。最後救われる結末で良かったです!
いいね
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全ては初恋のために
2017年4月13日
いつか読もうと手元に置いて、それでもなかなか開けずにいましたが、ようやく読みました。
読み手すら騙せるほど狡猾な嘘吐きではない資紀がいじらしい。こちらには全てお見通しなのがまた一層、切なさに拍車をかけます。
後日談は微笑ましく、とても良い余韻を与えてくれました。シリーズ物の1つ目ですが、それぞれ主人公が異なるとのこと。うーん、もっと見たかった。
1945年シリーズ、1作目。傑作シリーズ
2017年2月16日
終戦(敗戦)時を舞台に、生死を境にした若き軍人たちのシリーズ小説。
スピンオフ形式ですが、どれも1冊ごと違うストーリーで別々で読めます。

シーモアではレビューがないけど、他サイトでは評判がすごく良いシリーズ。
まとめ買いしましたが、超正解!!!
BLとは思えないほど取材力の高い背景のしっかりしたストーリー。
読み応え余韻ともにどの話も深い。

可愛いがられ末っ子の優しいユキ。
憧れてた地元名家の坊ちゃんの身代わりとして特攻(死の撃墜)に行くことに決める。

ユキが一途で健気。
子供の頃は賢く優しかった坊ちゃんが、気難しい。
ユキが可哀想で相当に切ない。
後半の展開が驚きでしたが、良かったです。

2冊目(碧のかたみ)はユキの兄が出てきます。
本編では名前しか出ないけど、書き下ろしのような番外編に本作の後日談がある!
本作好きな方には2作目もぜひオススメ!


2-4作目は南方ラバウルの航空隊が舞台。
脇役で少しつながってたりするけど、やはりどれも全く別のストーリーです。
終戦間際での生死の過酷な戦闘状況でのお話。
読んでて身を切るようにすごく切ない(泣)!

舞台が古いので読みはじめはとっつきにくく感じる巻もあるけど、心理描写が丁寧で、読み進めていくとどんどん話に惹きこまれる。

当時の出撃状況など、かなり詳細な背景描写。
戦闘機や整備など(宮崎駿じゃないけど)どう見ても男性好みの分野(でBL!?)。
どういった方が書いてるんだろうと、すごく興味が惹かれましたがあとがきもないのでわからない。
ネットで見る作者さんらしき発言は腐女子ぽかったですが(笑、男性が書いてるのかと思った)。

いずれにせよ、すごい!脱帽!の筆力をお持ちの作者さんです。
読めて良かった。。
出会えて良かった。。
当時の過酷さ、今の平和の有難さが身に沁みる。。
印象深いお話ばかりでした。。

特に4作目ローレライ!
切なくて、哀しくて、愛しかった。。
読み終わって、それでもまだお話から離れがたくて、、
表紙絵の青い目を見るだけで涙が出そう。。
余韻残りまくりです。


年に1冊で新刊が出てる。
<1天球儀の海→2碧のかたみ→3彩雲の城→4蒼穹のローレライ(電子未発刊:→5プルメリアのころ。、碧のかたみメインの短編集・郵便飛行機より愛を込めて)>

早く電子発刊して欲しい~!
間違いなく、作者さん買いしていきます!
感動はできないです
ネタバレ
2017年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦時下ではこういう身代わりが本当にあったんでしょうか…昔の日本人は本当に強かったですね心が。
あの事件が起こるまでの坊ちゃんの希への気持ちが今ひとつ伝わってこなかったので、あそこまでする程?と思ってしまった。しかもどうして冷たいのかっていうのも読める展開だったので…。もし坊ちゃんが戦争で亡くなっていたら希は後悔しなかったのかな、とか考えると…色々考えてしまいますね。
残念ながら私にとっては泣ける感動作品では無かったです、でもかなりショッキングではあります。
続編?も購入してるのですがまだ読む気にはなれません。
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作家名: 尾上与一 /
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: スコラマガジン
雑誌: Holly NOVELS