ネタバレ・感想あり碧のかたみのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

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尊い愛に痺れました
2018年7月17日
天球儀の海の作中に恒が戦死した知らせがあったので、死ぬことがわかっている作品を読むのは辛く直ぐには読み出せなかったのですが、読んで良かったです。読者がホッとできる展開に仕上げてくれています。フィクションといえどしっかり取材されていて感心致しました。大切な人たちを護るため、勝つために戦い死んでいった方たちを心から敬いたいと思います。
恒と六郎のイラストもとても好きです。ただ読む前は二人が逆だと思ってました💦
恒と六郎が大好きなので少しでしたが番外編集も読みました。紙では二人の新作があるようなので、こちらも電子化希望です!
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戦禍の中で人に惹かれ人に惚れる。
2017年8月28日
本文中、散っていった仲間たちについてクドクドとは書かれてなくて、むしろ、戦況や戦死者については淡々と日誌のように語られ、だからこそ伝わる生々しさや戦争が日常である異常さがありました。
行け行け、押せ押せだったラバウルがジリ貧になり人も基地も疲弊してゆく様を、そして『まだ続くの、もう終わってよ、負けるんでしょ』という、当時の兵隊さん達が口に出せない、でももうみんな気付いてる本心を、絶妙なストーリー展開から否応なしに味わわされます。
負けが込む終盤は読んでるこっちも辛かった。
それでも帰るわけにはいかない、意地と男気。帰ってきなさいよ、もう良いよと思っちゃう(T-T)
しかしそんな戦争中であっても、心を通わせ、ヤケになることなくお互いを大事にしている2人の姿が、もう、尊くていじらしい。涙が滲みます。
『天球儀の海』番外編収録されてます。そちらを先に読んでから、をオススメします。
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星5以上!終戦シリーズ2作目。秀逸’!
2017年2月16日
1945年シリーズ小説。
<1天球儀の海→2碧のかたみ→3彩雲の城→4蒼穹のローレライ(電子未発刊:→5プルメリアのころ。、碧のかたみメインの短編集・郵便飛行機より愛を込めて)>

終戦間際を舞台にした生死の厳しかった若い軍人たちのシリーズ。
各1冊ごとで全く違うストーリーなので、それぞれ1冊だけでも読めます。

とはいえ本作は1作目(天球儀の海)の主人公の兄のお話で、本編では名前しか出てきませんが番外編で1作目の後日談が少し入ってます。
1作目ファンの方には本作もぜひオススメ!


敗戦間際で、生きるか死ぬかの状況下。
キレキレなやんちゃチビのわたる。
お母さんみたいに懐の深い六郎。
2人が徐々に築いていく絆が心にジーンとくる。

わたるの寝言が可愛すぎる(笑)!
六郎の温かさがすごく良かった。
もう、後半ハラハラです!
どうなるかと泣きそうになる。
番外編もすごく良かった。。

電子(シーモア)ではまだみたいですが、紙では本作の主人公たちが再び登場の郵便飛行機より愛を込めて(短編集?)が新作であるようです。
絶対、読みたい!
早く電子発刊して欲しいです!

シリーズ通しての感想は1作目のレビューにも書いていますが、BLとは思えないほどの取材力と当時の戦闘状況の詳細な描写でしっかりした背景のストーリー。
心理描写も丁寧でお話にすごく惹きこまれます。

シリーズどの作品も読み応え、読後の余韻ともに強くて作者さんの実力に脱帽です。
良く分からなかった
2017年2月15日
他サイトのランキングサイトで高評価だったので購入したのですが、設定が特殊で知識がない身としては、分からないところが多かったので感情移入する以前に分からないことを調べているうちに感情が置き去りになってしまいました・・。残念です。文章自体は読みやすいと思うので時代背景についていける知識をお持ちのかたは楽しめるのではないでしょうか。
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作家名: 尾上与一 /
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: スコラマガジン
雑誌: Holly NOVELS