ネタバレ・感想あり箱の中のレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

読んだ後が辛い
2018年11月20日
この世の理不尽さ、汚さがリアルに描かれていて、読んでて心が抉られるような気持ちでした。読んだ後、充足感と共に絶望感に襲われ軽く気分が病みました。それくらい内容が重くて切なかったです。
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星10以上!
2018年6月21日
2回目なので流石に冷静に読めるかな?と思ったけど、やっぱりダメ…冤罪で服役した堂野の苦しみが痛いほど伝わる木原さんの(ドエスな)素晴らしい描写に圧倒され、喜多川の堂野への愛(時にゾッとする程)に涙が溢れる。

後半の大江という探偵のストーリーが秀逸も秀逸!!
ここでの喜多川のセリフが一言一言ハッとするようなものばかりで…ほんと真理を突いてくるっていうのかな、泣けました。
堂野を捜すために全てを捧げる喜多川と自己保身の塊のような大江。2人の対比が上手すぎて…大江の醜い小悪党っぷりが引き立っていて最高?です。
同じくこのストーリーに欠かせない芝と共に大江には助演男優賞をあげたいくらい。
読んで
2018年5月4日
これを越える作品はこの後にも先にも無いのではと思わせる作品です。 とにかく読んでほしい 箱の中、檻の外と続きます。文章力がすごい。
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引き込まれる
2018年4月27日
痴漢冤罪で刑務所に入った主人公と、愛情を知らずに育った喜多川。BLか?と言われると違うような気もする作品ですが、刑務所での生活描写や主人公の苦悩がリアルで引き込まれます。続きの檻の外と合わせて読んで欲しい作品です。
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最高でした
2018年1月31日
作品の素晴らしさはほかの方もおっしゃられてますが、私は特に最後の番外編がよかったです。
続編があると知ってはいましたが、それに続くお話ですぐに次を読みたくなりました。
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心に響く作品
2017年9月17日
BLを読まない人にも読んでほしい名作です。刑務所内の様子や登場人物すべての行動・心情が目の前にはっきり見えるような細かい描写は完璧です。だからこそ読者は物語にのめり込んで読める。木原さんの事細かく調べて書く内容には脱帽です。草間さんのイラストもぴったりです。「箱の中」を読んだら、ぜひ続きの「檻の外」も読んでほしい。とっても切なくなりました。
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すごい
2017年9月7日
痴漢冤罪は誰にでも起こりうる身近な問題だからこそ怖いです。無実であることを訴えても刑が科されていく。正直者が馬鹿を見るなんて理不尽極まりない。堂野が刑務所に入り出ていくまでが描かれています。普通のオトコ堂野と感情が欠落したオトコ喜多川。純粋がゆえに興味を持った相手が気になり、喜ぶことを一生懸命にやろうとする喜多川が切なかった。人間の弱い部分も出てくるので容赦のない描写に心が揺さぶられます。
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泣いた!
2017年3月23日
とにかく重く深い人間模様。普通に優しい人間らしい男と,人間として全く愛情を受けずに育った男との出会いとそれからの人生の流れ。感動しましたが,それだけでなない,ずっしり残ったものがありました。リアリテイイが半端ない。続きがありますので,ぜひ
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決してサクサクは読めない
2017年3月12日
汗とか便臭とか、カビっぽい布団とか、ほんとニオってきそうな文章です。獄中モノの中でもおそらく、かなりえげつない部類のストーリーです。
『檻の外』という“その後”があると知っていたから読めたと言っても過言でないです。
表題作と、出所後の話と、どちらも収録されてますが、どちらも読後はスッキリサッパリ良い感じ♪とはとても言えない重いもの。人生が、純愛が、過去が未来が全てが重い。。この重さを背負ってそのまま、続編にいきましょう……。
星5以上!冤罪で狂う重い人生ドラマ 。
2017年1月23日
<注!:お得な講談社の文庫版は、同じ内容ではない可能性あり。詳しくは下記に>

261ページ、半分以上が表題作+脆弱な詐欺師(後日談書き下ろし)、2タイトル収録。

BLではあるけれど、そう思えないほど読み応えのある重厚なテーマとストーリー。
老若男女、読者層を選ばず魅了される作品で、作者さんらしい素晴らしさを堪能できる。

これ1冊でも読めますが、続編で檻の外があります。
おそらく読んだ方は、絶対、その後の話も読みたくなる!

痴漢の無実を最後まで主張したことで、軽い罰金ではなく最高裁の実刑判決。
冤罪により主人公の人生が大きく変わるところから物語がはじまります。

真っ直ぐな性格だけに身も心もボロボロ。。
不運を回避する術のないやるせない運命に、冤罪の怖さと憤りを感じました。

刑務所内で他人が信じられず、厳しい規律と懲罰を恐れる中での人間模様。
養育環境からか普通の感覚と違う喜多川の、子供のような反応がいじらしく怖かった。

後日談は喜多川出所後の話。
書き下ろしといっても一冊の半分弱のページ数で、ボリュームもあって読み応えのある内容です。
一途さが切なくて、泣きたくなる。。
探偵の矮小さが、普通の人間の等身大な弱さに見えました。

本作だけではBLとしては寂しい展開です。
続刊でもストーリーは重いですが、もう少しBL読者が読んでほっとするシーンもあるので、BL読む方には特に続刊も読んでください!
というより、Holly NOVELS発行の2冊(続刊の檻の外その同時収録の後日談書き下ろしを含む全て)を読んで、本作の人生ドラマの奥深さを堪能できます。

<文庫版について余談・重複購入の注意>
前回、作者さんの有名作美しいことを買うにあたり散々調べましたが、読者投稿で講談社文庫版では(少し?)改稿がある、後日談の収録がない、という情報がありました。
講談社文庫は一般書なので割安にはなりますが、私は元のBL誌掲載文で&後日談も確実に漏れなく全部読みたかったので、作者さんの作品は全てHolly NOVELSで買うことにしました。
本作では講談社文庫との違いは調べてません。

どちらを買うかは、各個人で違いのあるなしに注意して判断されることをオススメします。
堂野に感情移入!
2015年11月28日
はじめは、冤罪なのに更に苦労をする堂野が不憫で仕方なくて、読むの辛かったです。その中で手を差しのべてくれた人殺しで服役中の男性に手を差しのべられますが…。リアリティがあるので、自分も獄中で傍観しているかのように思いました。二人の話、これからも繰り返し読んでいくと思います。
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素晴しい作品です。
2015年11月9日
この作品はBL作品としてではなく、一つの作品として、読んで、いろいろ感じてもらいたいなと、自分もこのレビューでは書ききれない、いろんな感情がこみあげて、何とも言えない気持ちです。もしかしたら、実際に、こういう事実があるのではないかという、リアルさに、人間として、考えさせられる作品だと思いです。この二人のその後のことが書かれている「檻の外」も読みたいと思います。
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切ないなあ
2018年11月30日
なんかお互いへの執着とか切なくていいんだけど
執着するきっかけとか、気持ちの描写、わかるんだけどもうちょっとほしかったかも
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結局
2019年1月26日
最後はどうなったんだろうと不思議。話は上手くておもしろいですが、途中で探偵の話になった。
堂野と喜多川の関係の結末が知りたいです。
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作家名: 木原音瀬 / 草間さかえ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: スコラマガジン
雑誌: Holly NOVELS