ネタバレ・感想ありHOMEのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

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涙なしには読めない。重い読み応え。
2017年7月4日
(小説、HOME+HOME2+新装版描き下ろしの10年後HOME Other)

はぁ~~。。
もぅ、余韻残りまくり。。。

さわやかな表紙を裏切るような重い暗い話でしたが、もんの、すっごい、読み応えありました!
2冊分かと思うほどのストーリー展開。

読んでよかった!
涙なしには読めない!
おかげで翌朝目が腫れてました(笑)
それくらい、超~切ない!

明るい双子の弟と比べられた地味主人公と、早くに親を亡くして他人に育てられた養い子。
2人とも愛されることが足りなさ過ぎるために、他人との付き合いが苦手で臆病。
2人のかみ合わなさ過ぎる時間や想いが哀しく切なすぎました。。

ナオキが難しすぎるけど、プライド高い元の性格に足して臆病アツシに育てられたからここまでひどくなったんだろうな、とお互い様にも感じました。
アツシの友人が掻き回してるけど、ちゃんと叱ってあげる人が必要だという、彼の言葉も真実だと思った。
後半の展開が驚きですが、ナオキの行動の意味が切なすぎました。。

HOME2だけでは、いまいち暗いエンドです。
本作新装版にあたって書き下ろしされた10年後、この話があって、少しほっとしました。
作者さんの作風なのか、直接2人が主人公じゃない。。
他者の視点からの2人。
もっとしっかり2人の話が読みたかったけど、、、
こういう物足りない読後感も作者さんらしい余韻ひきずりまくりのお話なんだろうな。

一般的とはいえない逸脱した人たちの話なので、好みは大きく分かれそうです。
主人公たち2人とも超ネガティブすぎて、話もこじれて重いし暗い。
ぱっと読んでると読み手の共感を得にくいほどの言動なので、一般受けは評価高くなさそう。

ただ、作者さんはこういう共感を得にくい特殊人物たちの描写が非常にウマイ!
だからお話の世界に入ってがっつり読んでると、こういう不思議キャラゆえの逸脱した言動にも納得がいってしまう、物語の進展に全く違和感を感じない。
今まで読んだ作品、たとえば箱の中・檻の外シリーズもそうでしたが、作者さんの力量に脱帽です。
どの話を読んでも、ものすごく話の世界に引きずりこまれました。
BLですがカテゴリ関係なく、年齢性別関係なく、どっしりとしたお話を書いてくださる作者さんです。
納得の問題作
2016年12月8日
最初から最後まで主人公の事を考えると涙が自然と出てきました。淡々と出来事が書かれているのですが、それ故に直接心に刺さってきます。終始休むまもなく辛い現実が主人公にぶち当たってくるので二人仲良くハッピーものが好きな方は辛い内容かもしれません。万人の幸せというよりは二人にとっての幸せのカタチという感じで終わる気がします。個人的には泣けて話も好きな感じだったので満足しました。
意外とハードだった
2017年3月10日
家に帰れば変わらぬ日常が待っているのかと思ったら、予期せぬ反乱で生活が一変。直己の愛情と篤の愛情が交わらないから、なかなか深刻な展開に。立原も巻き込んだ騒動に決着を付けたのが、まさかの人物。でも猫のように甘える直己は可愛いかった。
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弱さ
ネタバレ
2017年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 篤が好きな人の甥を引き取った時点で、良い方に考えれば、叶わない恋にに執着しているのかなと思いました。でも、やっぱり好きになりすぎておかしくなった行動とも思えてしまいます。自分の事を見ていないのは子供の直己でも気づいて辛かったと思うから直己の悲観的な思考や行動も救いようがなくても、と思ってみるけど、篤を想い、そこまでしちゃうという行動には、気持ちが追いつきませんでした。直己の顔を見る度に篤は自分の弱さを思い出すのでしょうか。
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ウーン
2016年12月14日
良いお話し…だと、思う?
けども、好きじゃない。

攻めの受けへの想いが拗らせ過ぎなのは、理解できる。
だからこそ、受けが長年、攻めを顧みてないことに、苛立たしい。

攻めがひきこもったときの、受けの行動力の無さに、泣きそうになった。
自分から行ける立場で無くなったとき、相手から踏み込んで、距離縮めてもらいたいときってあるのに。

数年後のお話しの学生クンが想うことは、攻めの想いの深さと歪みを上手く表現してるな~と。
固執
2016年12月15日
お互い相手の存在が欲しいというお似合いの2人です。ただ両方タイプでは無かったのでちょっとイラっとしましたが、幸せそうでなによりです。
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作家名: 木原音瀬 / 藤田貴美
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: スコラマガジン
雑誌: Holly NOVELS