ネタバレ・感想ありWELLのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

こ、怖…かった。。
ネタバレ
2017年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説のカテゴリーですがこれは究極の『サバイバルサスペンス小説』で登場人物に同性を好きな人がいる設定。と考えて読んだらいいかと思います。私はあらすじも読まず読み始めたので大変でした。全然ハッピーになれないだけじゃなく陰鬱な気持ちになるんです。でも途中で読むのをやめられませんでした。

数ページ読んだだけですでにクライマックスのようなはじまりでした。
WILLの主人公の亮介が屑過ぎる!究極の状態でも自分のスタイルは変えず酷い主人公でした。いばり散らしてた亮介ですが、最後には見下し嫌悪さえ感じているしのぶに身体をいいようにされしのぶが居なければ生きていけないという亮介にとっては不幸な結果になってしまいます。それでも亮介を好きななることはできませんでした。

しのぶは背が高い17歳と言う設定でしたがいまいちピンとこなくてイメージが難しかったです。文中では言及するされてませんでしたが、まだ地下のワインセラーに住んでいる時にしのぶがどうにかパンを持って帰ってきた。しかもひどく怯えて。同時期駅地下の一人が何者かに殺される。亮介はしのぶが持って帰ってきたパンの出所は問い詰めてませんでしたけどしのぶが殺してパンをゲットしたってことですよね。結局伊吹が殺したって事にされてたようですが。最初は怯えて亮介に触れていないと夜も眠れなかったしのぶですが最後には亮介のためなら生きる為に人殺しもためらわなくなりました。
一番最後の場面で田村が不本意で殴って殺してしまった男をまだ生きてると言い石で頭部を潰し自分が殺したと言ったのはなぜだったのか?亮介さえいれば良いんじゃ無かったのか?最後の最後でどう言うことだろうと疑問が残りました。

HOPEは前半でとても良い人だった田村さんが主人公では無くターゲットにされたと私は思います。
全体を通して一番不幸だった田村さん。犯されてる環境が常規を逸してました。その異常さに背筋が寒くなりゾッとしました。残酷で絶望しか無かったですがその中で生きる為に死体の肉を食べる場面、殺人をする場面、罪とはなんぞや?と考えさせられました。極限状態の中で倫理、常識、秩序…そんなものぶっ飛んでしまうような…そんな気がしました。

木原先生…助けが来るストーリーも読みたかったです(>_<)

全体を通して木原先生ワールド炸裂でした誰ひとり幸せになれない現実と物語を行き来してるような世界でした。
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終わり方をもう少し…
2018年9月18日
これは、かなり耐性がある方にしか進められません。
むしろこの話にBL要素は必要ないんじゃないかと。
究極サバイバル生活のなかで、純粋な愛は産まれません。
歪んでみんな歪んで、理性も秩序も法律も、今までの当たり前がなにも通用しない世界。
終わり方が中途半端なのが気になりますが、色々考えられる作品ではあります。
某有名ゾンビドラマを見ていたので、やっぱりこうなるよなと予想はできましたが、中々ショッキングなシーンが出てきますので、耐性がない方お気を付け下さい。
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異色すぎる過酷BL
ネタバレ
2018年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ かなり読む人を選びそうな内容の作品でした…BLにはなっていますが、甘さは皆無です。
突然日常が崩壊した世界で過酷な生活を送る中、愛情や善悪について考える作品です。
幼馴染の亮介としのぶのお話と、彼らと共に生活をする青年田村のお話の二編で構成されています。
亮介としのぶの話は、純粋は愛を感じる部分もあり、キュンとは違うけどもBLな内容かと思います。また、後半の田村視点の話で語られる亮介としのぶも、
亮介視点の話と雰囲気が違って、ほのぼのとも感じられます。ただ、後半の田村視点の話は、描写も人間性もかなりエグい話です…田村がいい人なだけに余計辛い…(ほのぼのと感じられるのは、亮介としのぶの描写だけ)
かなりのグロ描写があるので、心配な方はネタバレを確認してから読んだ方がいいかもしれません。
残念なのは、宙ぶらりんで話が終わってしまった感が…結末がハッピーともバッドとも言えない所が、モヤモヤとしてしまいました。
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過酷な設定BLランキング文句無しで1位
ネタバレ
2017年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ そもそもBLのカテゴリーでいいのかな?と思う事の多い木原作品、この作品もしかり。
極限状態で人の善悪の基準ってなんだろう、生きる事に執着するのが悪なのか、本当に色々考えさせられる物語でした。
しのぶは壊れてるのか?新世界なら救世主になり得るのかも…?この先はどうなるのか?答えは無いままで、救いも無いまま、ただ考えさせられて終わり。
でもそれでいい、と思いました。読んで良かったです。
ヘビーにエグイっス♪
ネタバレ
2017年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続きが気になって一気に読みました。
結構えぐいけど面白かったです。けど
不完全燃焼ーーーーーーーー☆ですね
オチはないですよね。その後が読みたいです。
BL要素は安定の無しですね。
それでも面白いですけど
前半(主役の2人)と後半(リーダー)でスポット
きりかわります
前半の絡みがヤバイ位アッサリと終わります(マジで)
後半は良かった!!超酷いから!!
でも、どうせなら亮ちゃんがもっと
酷い目にあって欲しかったなぁー
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これを
2015年9月26日
悲劇と呼ぶべきか、うまく表現はできませんが、考えさせられる作品であることは間違いないかと思います。
人が人であることの根幹は何なのか。
確実に甘くはないので、苦手な方は気持ちにゆとりがなある時の方がいいかもしれません。
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賛否両論
2017年3月3日
賛否両論大きく分かれる作品だと思います。これってBL?という意見が他のサイトのレビューを見てもよく出てますが、その意見が出るのはよく解る。ドキドキとかキュンキュンとかそういったせつなさは皆無。それよりも愛する事、愛される事、希望とは、尊厳とはなにか。想像や理解を超える愛と狂気は表裏一体、そこを美しいととるかとらないか、光ととるか闇ととるかという方が大きい。そういう感覚を考えさせられる事が多い作家さんでありますが、今回は特に世界が崩壊し救助への希望はほぼ皆無という、ただ死を待つだけの世界なので、その表裏一体の投げかけが、悲しい程に、いや悲しいとかよりも無機質な無情さがあります。本当なんなんでしょう、愛するとか愛されるとか、許すとか許されないとかって。でもこの世界、ある意味同性だから更に考えさせられる要素があるんじゃないかと思いました。そう考えるとBLなんじゃないかと思います。ま、BLなのかそうでないのかは私にとっちゃどうでもいい事なんですけど。私は木原さんの作品が読みたいだけなので。面白い作品だと思います。木原さんだから編集さんからもGOが出た作品なんじゃないかな。萌とかせつないものを読みたいという時には向かない作品だと思います。でも一度読んでみるには面白い作品だと思います。
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作家名: 木原音瀬 / 藤田貴美
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: スコラマガジン
雑誌: Holly NOVELS