このレビューはネタバレを含みます▼
今や日本中のいろんな建物の内外に存在するメジャーな置物である招き猫について、その長きにわたる歴史、多視点からとらえた種々の雑学、そしてご当地物の紹介など、とにかく招き猫について完全に特化したユニークな書籍といえます。猫のリアルな顔の表情を模したものから、完全デフォルメ型のものまで、とても幅広い種類が存在していることを知って驚きました。当初自分は商売繁盛の守り神の置物とだけしか思っていなかったのですが、実際は用途目的は商売のみに限らないという性質もあるとのことで、これからも日本人に受け入れられ続ける存在だと思います。