このレビューはネタバレを含みます▼
最初に読んだ時はまだ子供を授かる前で、誰かの子供である自分でしかない目線で読んで吐き気がするような想いだったけど、子供を持たない自分が偉そうなことを思うべきでもない。って感情からいつか再読しようと思っていたのをようやく再読。
うん。子供を育てるのは大変だけど、やっぱりそれは自分で選んだ選択肢であって誰かに強要されたわけじゃない。って思いは変わらなかった。
宗教的に堕胎は出来ない。って個人的な事情がある人もいるだろうけど、それすらもやっぱり自分で選び取ったモノだろう。とは思う。
時々、子供を抱えて女が仕事をする事に社会での生きづらさ的なモノを訴える作品に触れるけど、なんだかなぁ。。と思う。
自分がどうしようもなく歪んでる自覚はあるから、そんな自覚があって子供を持つ事を選んだ自分に、子供に対して酷く申し訳ない気持ちを抱えてしまう事はあるけど、子供を産んだせいで自分を搾取されてる。って子供に対して嫌悪を感じるのはやっぱり全然分からない。
その辺も私自身が抱えてる歪みなのだろう。