ネタバレ・感想あり長恨歌のレビュー

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濃厚江戸どエロ物語
2022年2月16日
もうこちらはBLではございません。官能小説でございました。
美しい弁天に剣術者の沙門、大男の鉄に油屋の宗左衛門と娘のお澪と登場します。
基本的にお澪が引っ掻き回すんですが、もう弁天の引っ搔き回され具合が超絶官能。
媚薬も出てくるんですが、特に強烈だったのが宗左衛門!!お金持ちのただの油屋と思ったら大間違い、闇持ち魅惑的でした。ご主人様として最高なんじゃない??
散々甘やかされて散々痛めつけられて甘やかされる。そりゃあ弁天も落ちるわ!!
生き物が出てくる所は笑ってしまったけど、いいぞ!もっとやれ宗左衛門!!宗左衛門!!と応援したくなりました。ストーリーは大満足でしたがイラストは好みじゃなかったのでとても残念でした。
☆4.5
ネタバレ
2020年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 古い作品だそうですが、時代物という事もありそれを全く感じさせない、濃厚なお江戸なエロスの世界でした。お澪が上手い具合に引っ掻き回してくれたおかげで、とても引き込まれる内容でした。
二人の間には甘さありませんが、元々ストイックな武士(?)だった沙門だし、沙門も弁天に狂わされた男の一人なのかも知れない。弁天に色々買い与えてるのも、不死の体にしたのも彼なりの愛情なのかな~とも思います。
本編ラストの子孫代々の恐ろしい徴候云々が気になって…続編希望ですが、今さら新たに続編なんて出ませんよね…。
あと、胸ピアス(金環)が右だったのが左になり、設定が途中から変わったのが気になりました。
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とてもよかった
2019年8月20日
当て馬の女の子視点は不思議な感覚でした。澪視点でふたりを覗くことで、自覚しているのかもわからないふたりのお互いに対する気持ちを想像しながら読めました。花夜叉が面白かったのをきっかけに購入してみましたが、これは正解でした。
痛々しいけど中毒性がある
ネタバレ
2019年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ アレキサンドライトを読んでハマってしまいこちらも購入してみました!長恨歌の方がプレイがハードで、相手も多くて途中苦しくなるシーンもありました。弁天と沙門の二人の物語じゃないんです。結構邪魔が入る。複数人に無理強いされたり、開発されたり、イタズラされたり、弄り回されるので覚悟が必要かと思います。元は高貴な生まれの弁天が身を落として虐げられる姿が辛いのですが、文章が綺麗なので下品さがないです。だから読み切ることができました。沙門の弁天に対する執着に萌えました。弁天は沙門の執着は憎しみだと言いますが、私は沙門が弁天を愛してしまったから弁天に永遠に想われたくて、憎しみを植え付けたのかな?と思いました。弁天の方は追い込まれて沙門しか居なかっただけの様な?沙門を必要としつつも憎しみを抱いたままです。まあ許せる方が不思議な程酷い事されてますから。沙門を想像して読むと一層楽しめます。
官能小説として、秀逸です❤
2017年11月7日
団鬼六張りの陵〇ものですが、美しい文体なので、生々しさはありません(私見)。若干、18禁要素があるので、ご注意ください!私は、好きです♡
怒涛の展開
2017年11月5日
基本的には2対1だけど強敵お澪ちゃん参戦で泥沼愛憎劇へと発展。弁天には安息が全くなくて体がもつのが不思議なくらい。一部を除いては愛情があっての行為なので読んでいて辛くは無かったです。プロレス技かと思うようなアクロバティックなシーンもあれば優しく包み込むようなシーンもあるので面白かったです。でもラストはちょっと切なかった。純粋な告白をする少年とは対照的に弁天と沙門が背負った宿命が重すぎる。
星4,5。後日談超希望!BLを超えた秀作
2017年3月13日
ゆえにBL腐向けとは言い難い、好みの分かれる官能小説、とでもいうんでしょうか。

最後まで先行きがわからずハラハラして惹きつけられる秀逸なストーリー。
二転三転する展開、隠された過去と秘密、互いの愛憎と執着、重い背景、非常に読み応えがある。
絡み描写が相当あり、真の主人公とも言える美麗な弁天が過去も心も体もとてもツラくて切なく、そして壮絶に色っぽい!

かなりヒドイので、わかりやすい幸せエンド好きな女性視点からすると受け入れにくく読んでてキツイ方も多そう。
ただ男性視点だとまた別で、こういうヒドイのを好む人もいそうな気がする。
男女関係なく、むしろ壮年男性も読めそうな作品。


前半は江戸大商人の美人娘の視点で物語がすすみます。
この小町娘が彼らに魅了されてしまい深くかかわっていくのですがー、、、
だんだんとその金持ち小娘の何も知らない自己満足的な言動にイラついてくる。

ただしこれを一般小説として読むとすれば、逆かも。
彼女の若く幼い思考や、性的目覚め、女の醜い欲が、この物語を面白くしている。

わかりやすいハピエンを好む方、女性登場が嫌いな腐女子の方には評価が低くなりそう。
いろんな形の想いの話を好む方、SMのようにヒドイのもOKな方にオススメします。

先日アレキサンドライトを読みましたが、主人公がツライ状況、相手が一人じゃないという点で本作に近い読み応えでしたが、あちらのほうはまだ想いの描写が多かったので女性読者には読みやすいと思います。
BLとして読むならアレキサンドライトがOKで、それよりもさらにヒドイのも大丈夫な方にオススメしておきます。


後半なかなかツラくキツかったので-0,5ですが、お話としては秀逸なので盛って星5。

最後も~う少し先、未来の話まで欲しかった~!
サモンと弁天の想い、鉄の秘密の行方、、、
半冊でもよいから後日談の話があれば、絶対読みたいっ!!!
作者さん、ぜひぜひお願いします!
そうなの!
ネタバレ
2024年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結末がビックリする内容です。人でなないの?だとすると、3人はその後どうなるの?色々と気になる作品集です。
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BLに入り込んだ腐女子が覗いてるような
2022年1月16日
江戸時代の歴史ものBLですが、主人公が若い女の子でびっくりしました。女性視点で男たちの強烈にエッロイBLを覗いてるような視点で面白かったです。
弁天という絶世の美少年がたくさんの男からめっちゃくちゃに責められまくる官能小説でした。
山藍版 不死の鬼
ネタバレ
2022年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上下巻続けて読まないと、何がどうなっているのか分からない、
弁天がやたらに、虐められているような場面が続く。

弁天に無理やり行われているのは、体質改善。
下巻の最後にやっとわかる。
不死の体に作り替える体液植え込みが行われていた。

だから、美貌の弁天が 商人の親子に暴行されることを嫌う。
不死の体質が移ってしまうから。

黒い血を吐き続ける弁天。
弁天の体質改善が完了したら、次はあの人、という筋書きだった。

ややこしい。
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作家名: 山藍紫姫子 / 水上シン
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 白泉社
雑誌: 花丸文庫BLACK