もう、現行憲法が怖くなった。
高校時代まで、「平和憲法」として絶対的なものだと教わったが、大学で学んで以降それが揺らぎだした。
9条以外でも現行の規定に固執して、その結果「自由」「平等」を口実に「束縛」「差別」が拡大したり、既得権者が保身的になって格差が拡大したり、残虐な事件が多発したり、道徳観や倫理観が欠落したり、感情だけで物事を動かしたりなど、社会がバラバラになりつつある。
そして、この本を通じて、最も重要とされていた9条が戦争を担う原因となってしまったことが分かった。
かのマッカーサー元帥ですら、後になってこの憲法を提案したことを後悔したという。無理もない。
しかし、今のままでは、改正もままならない。