異世界転移モノでさらに行き来可能なお話です。
そしてこの異世界はとても優しい世界です。
鴨が葱背負ったようなことをしでかす主人公を騙すようなことはせず、逆に間違いを指摘したり助けてくれたりする優しい人物ばかりの世界です。
これは別に物語に穴があるというわけではありません。
主人公だけに生じるご都合主義というわけでもありません。
ただ優しい世界なんです。
もしこの物語を呼んで違和感を感じるとしたら、それは物語のせいではなく御自分の価値観のせいだと思います。
「世界はこんなに優しくないはずだ」「人間はもっと醜いはずだ」
そう思われるからじゃないでしょうか。
それはわかります。
でもいいじゃないですか。
こんな優しい世界があっても。
そんな感じで読んでみたら良いのではないかと思います。
ちなみにどーしても「こんな優しい世界があるわけがない」という方は3巻まで読まれると良いと思います。
理由が説明されます。