ファンタジー作品なのだと思って読めば、それなりに楽しめます。
ヒロインは、皇族の健全で堅実な政策 (国の医療の向上なの?) のため、おとり にされるのですが、まだ草根のような医士組織リーダーの暗殺計画を阻止するため、命の危機を気取らせないため、記憶をいったん消されますが、それを取り戻すためのヒントを与えられます。
記憶を奪った魔術師から、「それは大切な記憶なのか?」と聞かれ、なにやら謎解きのようですが、記憶が大切なのは当たり前なので、この点はこの作品の愚なところだと思いました。まあ、記憶回復のため追いかけさせて、治癒士と神教徒の膿をあぶりだすためですが、利権と不正な富にあぐらをかいているせいか、あほな人たちでした。
この作品、まだまだ導入編らしいので、ファジーな内容でいまいちだと思いますが、展開と作者さんなりの後始末を知りたいので、他の2作品も買うつもりです。