このレビューはネタバレを含みます▼
日常に何気なく行き交う言葉から古典短歌に至るまでを丹念に見つめ、日本語という豊かな文化の奥行きを鮮やかに照らし出す一作
言葉は時代を超えて受け継がれるものでもあり、その瞬間にしか成立しない唯一の営みでもある――そんな二面性への眼差しが実に魅力的
語源や表現の変遷を扱う話題は知的好奇心を刺激しながらも堅苦しさがなく、随筆としての読みやすさも抜群?
さらに古今の短歌鑑賞では、限られた言葉に託された感情や人生の機微が丁寧に掘り起こされていく‥
日本語の面白さを再発見したい人にも、短歌の世界に触れてみたい人にも、豊かな読書時間を届けてくれる