このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロイン社会人だけど高校生ののりのような恋愛内容と、心の声が面白くてたまらない。
わたしではなくて、あたしと称している時点でかなりのおバカキャラで、社会人なのに、働いている様子が全く描かれてなくて、ちょっとあっても、恋愛に夢中で仕事中も恋愛脳まっしぐという、こんなので、まともに働いているのか?!と心配になるヒロイン。メインはヒロイン目線だけど、ハッピーエンドのあとに、メインキャラ達目線の各々の恋愛が描かれていて、実は本気の恋をしたことがなかった冷めたヒーローだったという独白。ただ、そのヒーロー目線の話と、幼なじみの女の子目線の話に矛盾があって、?。ヒーロー目線では、ヒロインとの気になる再会までは、もてもてでいつも相手から告白されて、でも本気になれなくて冷めてるから、いつも振られるという独白があったのに、そんなヒーローのそばにずっと、自分が一番近くにいる、周りに自分が彼女だと言われていて、慢心していたと書いてあったが、ヒロイン前に何人もいた彼女を知らなかったのが、?。幼なじみの女の子目線では、ヒロインと付き合い始めたことが、ヒーローに彼女が出来たと初めて認識したきっかけってなってるけど、それまでに、よく告白されて付き合って振られていたのを知らないでいたのが、矛盾。ヒーローから彼女が出来たと言わなくても、同じクラスで、親しい友人として認識されるほど近くにいたのに、知らなかったのは、無理がある気がする。あとから、付け足したエピソードだから、矛盾が生じたのだろうか。
ヒロインに言い寄っていた同僚男性のドMぶりが、不気味な人物で、それがヒロイン友人とあっさり、くっついたのは、ヒロインをきっかけに、真剣に恋をしてみる気になって、真面目に交際をしているつもりだったのかな。ヒロイン友人目線では、付き合っていると認識されていなくて、結婚するつもりもさらさらなかったという、ちょっと可哀想な扱いで、哀愁キャラになっていた。