ネタバレ・感想あり背徳のマリアのレビュー

(4.0) 29件
(5)
14件
(4)
7件
(3)
4件
(2)
2件
(1)
2件
止められない執念
ネタバレ
2024年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ イラストから凄い執念を感じますが読み終わった後も、ずっと恐ろしくて悲しい執念が心に残った。男だから妊娠はありえないけど可能なの⁇と思えてしまう。
彰の圭介への愛は悲しく切ない。全ては愛する圭介の為、驚きの行動に苦しくて涙が出そうになった。無神経で鈍ちんな圭介や彰に喝を入れ続け、見守り続けた安藤のメス裁きは凄くお見事。圭介、黒崎とのそれぞれ2人で担当する背徳感たっぷりの手術シーンは、緊張感でハラハラするけど迫力あってカッコいい。違うシーンで彰も和巳も自分の手で掻っ切るなんて、ありえない…怖いし痛い〜。何度も何度もとか血溜まりとかとても痛々しく生々しい描写があり、うわ〜イヤ〜となるけど先が気になり気付いたら下巻まで読み終わっていました。イラストもみんなカッコよかった!
ラストの彰の姿にまた涙が出そうになった。そして和巳の、闘いの最中とか安心して…の言葉にもゾワッとなった。全員集合のイラストは素晴らしく黒崎先生⁇美丈夫顔を見たかった〜。
まさしくマリア様。もしかしたら女性ではなく男性なのかも…と思えてしまった。
愛情深い…
ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛情深い人達のお話でテーマも重いけれど、彰の事を考えるとこれで良かったのかな?という気になります。あのままだったら、きっと彰はずっと心から安心して過ごせなかっただろうし。圭介は悲しいだろうけど、受け止めてくれているし。黒崎兄弟のお話は悲しいですね。結城が幸せの中で苦しまずに居てくれたらいいな。
いいね
0件
読み応えありました
2022年7月19日
人を好きになる愛する気持ちは人それぞれに違います。主人公は限りない愛欲に苦しみ周りの人を巻き込み犯罪や倫理を無視して進みます。ラストに主人公が全部手放した時に心が満たされる。本当の愛を手に入れることが出来るとは…驚きのラストでした。心に残る作品です。お勧めします。
いいね
0件
倫理とは
2022年5月31日
実はラストどうなるかネタバレ状態で読み始めたので、読後の衝撃は薄かったですが、色々考えさせられる部分はありました。

幸福と恐怖は薄い膜で隔たりがあるだけで、その膜が破れてしまうと混沌が生まれる。
その混沌が、人間の生々しさが、恐怖から生まれる狂気が、歪さが、同じように自分の中にもあってカタルシスを感じれる作品でした。

倫理とか善悪とか、そういう綺麗なことって、きっとずっと幸福で生きてきた人たちのかざす正論なんだろうな

そういうものを、許されないって言われるような事でも、ただ己の幸福を希求しつづけた中での選択肢だとしたら、それを罪に問えるのはそれによって苦痛を被った人だけだと思う。

幸せの在り方なんて他人に否定されたり押し付けられたりするものじゃない。と思う
読んで良かった!
2021年5月29日
突き抜けたストーリーなのに、すっかり引き込まれ、あっという間に読み終えた。良いとか悪いとか結果が重要では無くて、読み終えた時に何とも切ない気持ちでいっぱいになってしまった。元々ジャンルにこだわりは無いので、心が男ならBLだと。どちらにしても良い作品。
いいね
0件
衝撃的
2021年5月23日
心は男なのに、愛する男の為に性転換。なので女体とのシーンが多い。BLを期待して読まない方が良い。「獣」シリーズを読み、こちらを購入。行為は激しくはないが、なんとも苦しい話だった。命も尊厳も、全てを捧げて一人の男を愛した、哀しくて幸せなストーリーだった。
哀しみも彼らの一部
ネタバレ
2021年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっっと読むことができました。
綺月先生の幻のデビュー作!
龍と竜にも繋がる部分も持つ物語。
彰の苦悩も、安藤の情も、哀しみを持っていつつ、その時にベターだと思える事をしただけなんだなぁって。
重い物語なんだけど、読後はなんとも言えない満足感で満たされました。
海辺のシーンがすきです。
人は変わりたいけど、変わりきれないのかもしれませんね。
今に何かを足して、新しい自分になったと感じるだけで。
変わるっていうのとは違うのでしょう。
安藤のキャラクターが凄く好きになりました。
素敵な人です。
後書きのイラストが、必見。よく、表してます。さすが、です。
いいね
0件
背徳のマリア 綺月 陣
2020年6月3日
あらすじを読んでいる段階で気になって購入しました。上・下巻に分かれているこの作品ですが、上巻を読んでいる時から先が気になって一気に下巻まで読み切りました。とても深くて一途な愛、すれ違う思い…賛否両論ある描写を含む作品ですが、私はとても感動しました。クロスして書かれている2組のカップルのどちらにも絡んでる安藤さん…彼の存在があってどちらのカップルも救われているのだと思います。イラストもこの作品の世界観を表現していてステキだなと感じました。
いい作品に出会えて良かった‼︎
BLとしても
2019年10月20日
賛否両論、BLとしては認めない、という人もいるかもしれませんが、今年わたしが読んだBL小説ではベスト5に入るくらい、面白かったです。綺月さんの執着愛といえば「獣」だけど、わたしはこの本の彰の執着度合いの方が好きです。ずっと同じ人を愛し続けるって、なかなか出来ないことなので、ここまで思いつめ、相手も受け止めてくれるというのは、究極のBLなのではないかと思います。
読み応えは高い!重い。含みのあるエンド。
2019年1月29日
(小説、全2巻?)。

壮大だけど、踏み込み(先ゆき・未来)が浅い。
うーん、、、面白かった!
けど、物足りない?

非常に幅と深みのある、読み応えのあるストーリー、ではあるんだけど、消化不良ぎみなエンド。
というか、ココマデ素晴らしいお話できたら、もうちょっと先まで、読ませてよぉ!
と言いたくなる感じ。

スゴイんどだけど、故に、勿体ない感じの読後感。

デビュー作?とのことで、練りが惜しいのでしょうか。
ようわからんけど、秀逸作品は間違いなく、けど完成度が高くないのかも。

なかなかシビアなエンドです。
手放しハッピーエンドを期待する方にはオススメできない、含みのあるラスト。

価値観に幅のある方、人生経験を重ね、ひとの弱さや諦念を理解できる方に、より一層面白いのでは。

続刊があったらまた読後の満足度が高くなるのでしょうが、テーマ的にこの先を書くのはより一層難しそうな。。

それくらい、リアリティのある、重い作品。
いかにもBLハッピーを期待する方には向かない。
いいね
0件
衝撃
2019年1月11日
色々な意味で衝撃的な作品でした。ダークな所もありますが、BLというくくりでは語りきれない。
いいね
0件
感動した
2018年3月1日
色んな意味ですごいな作品です。特殊な設定や禁忌を冒す、作家さんの大胆さに脱帽します。ネタバレ読んだせいか、グロイシーンもあまり衝撃をうけなかった。ただ、主人公の執着があまりにも痛い、もう一途で表現しきれないほどの狂気。それでもなぜが純粋さが感じられます。ハッピーエンドとは言い難いが、それでも最善な結末だと信じたいです。 描写がうまくて、よみやすい。重い話たけど、味が深いです。性別だけのせいで、憚れる愛。この悲しすぎる現実。意外とBLらしさを伝わってくるじゃないかな。
男同士の究極の愛
ネタバレ
2018年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ これをBL作品と言っていいのか?と思うほど、衝撃的な設定、展開の作品でした。ですが、これほどまでに切ない男同士の愛を描いた作品はないと思うくらい、物語にのめりこみました。
この話は、医大病院の同期である圭介と彰と、医者である黒崎兄とその弟の二組の話から構成されています。どちらも狂気的とも言える愛情から、とんでもない行動を起こしてしまいます。
最終的に、圭介と彰はハッピーエンドだと言えると思いますが、黒崎兄弟はバッドエンドなのかも…?ただ、個人的には、黒崎兄弟の終わりの方が好きでした。
BL的な萌えやキュンは本当になく、ただただ痛いまでの切なさに溢れた作品ですが、男同士の切なく狂気に満ちた愛情ものが読みたい方にオススメです。
一気に読んでしまった
2018年1月14日
愛とか情とか、男とか女とかとにかくいろんな面から考えながら読みました。
続きが知りたくて止められず上下巻一気読みです。
面白かった(って言っていいのか悩むけれど)し少し時間をおいてまた読み直したい。
男が男を好きで悩むのが堪能できます。そういうの好きな方は是非ってオススメしたい。
ただ男女での交わりも含まれるしかなり辛いシーンもあるので無理な方はご自身で地雷回避を。
壮絶な重たい愛の物語
2022年8月18日
何かと目に留まる作品でタイトルも惹かれるものがあり購入しました。重たい愛のお話でした。愛されていてもまさか自分なんかが、、、とどうしても相手を信じきれないという物語と2人にとっての幸せを追い求める物語。二つの物語が交差しとんでもない方向へ突き進んでいく練られた作品でした。ちょっと私には合わなかったけど深いBL作品です!
いいね
0件
色々な愛し方
2022年7月21日
10人居れば10通りの愛し方、愛の深さがあり、自分と同じ愛情や深さ、方向性を望むのは無理な話。それを理解していなければ妄想に取りつかれ歪んだ愛へと暴走してしまう。そういう意味でもこの作品はホラー系ではないかと思う。穿った考え方でしょうか?
いいね
0件
究極の執着
2019年2月23日
執着キャラを書かせたら綺月先生は天下一品だと思います。賛否両論ですが私は絶賛。もともと人間ドラマ好きなので純情よりドロドロした本音の方がリアルに感じます。粗野でぶっきらぼうな安藤先生が涙するシーンは、もらい泣き…
幸福であるはずなのに確かなものを渇望してしまうウケ様の苦悩は経験値の高い人でないと共感できないかもなぁ。
執着
2019年2月1日
彰の圭介への愛が余りにも重く深くどこまでも追い求め行き着いた先のラストがちょっと衝撃的でした。
自分の体を痛めつける彰が恐ろしくもあり哀れでもあり。そしてある意味ずっと彰を助けて支えていた安藤が落ち着いた先がちょっとお手軽過ぎて残念。そんな丸く納めなくても、と思ってしまったので星1つ引かせて頂きました。
再読はしない。
2018年12月19日
正直……、読んでて全く胸糞悪くならなかったか、と言われると、否。思考が、選択が、狂ってる。ただその常軌を逸した狂気の結末を、この目で見届けないとな、とその一心で読みました。彼らはその岐路で、「私だったならその選択はしない」と思うことばかりやらかしますが、リフレインされる『人は生まれ変わらない。ひとつっきりの人生を生きるだけだ』という思いや、崖っぷちで見せる生への執念には、やはり心を掴まれます。
でも再読はしない。もう充分。もう御免。
親友じゃ駄目なんだねぇ
ネタバレ
2017年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな人が一生親友では居てくれるけれど同性愛には向かないと分かり過ぎて、形成して女になり愛を求めるって!! 溺愛の父が居てお金もあり優秀な外科医も側にいてと恵まれた環境の中で成し遂げれる…ある意味略奪愛かもーと思いました。その優秀な外科医が何編かに絡んだ話が下巻に続くので読んでみたいです。
心震える衝撃作!
2016年7月2日
下巻を読み終わった後、しばらく放心状態でした。作品の世界観に引きずられ余韻に浸っていました。タイトルはもちろん、表紙カバーも神秘的で作品もとても重みのある深いものでした。途中、読むのが辛くなる場面もありましたが、わたしはとても満足し大好きな作品になりました。ありそうであり得ない現実味を帯びた医療行為、そして同性愛の障害を取り除こうとする気迫、愛されたいと願う執着心・・・男女間では知り得ない強い愛情に胸が震え涙します。表題作と別にリンクしたもうひとつのお話も進行していて、こちらの方が入り込みます。彰、圭介、安藤のバランスの取れた三角関係がとても好き。彰と圭介だけでは二人は幸せになれなかったと言えるくらい、安藤の存在が読み手にとっても救われます。読み終えた今は、ただただ穏やかな幸せに浸れていますように、と願っています。
禁断の実験の果て
2022年9月17日
とても面白い設定に魅力的な登場人物なのにあっさり物語が進むのでもっとじっくりと読まして欲しかったです。読後のもやもや感が良かったので本当にサクサク進むストーリーがもったいないと思いました。
いいね
0件
ずっしり😔
2021年5月15日
なかなか重い話でした😩読み終わってやっと終わってくれたーと安堵しました😓同級生CP、兄弟CPですが、途中で読むのがつらいところもありました。。
賛否両論ありそうです
2020年1月16日
他の方のレビューにありましたが、確かにこれはBLのくくりに入るのかも危ういかと思います。
途中まで読んで、間違えたかと思いました。
BLとしてはどうかな?
ネタバレ
2019年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男性が男性に恋して、男性通しでの愛を確かめ合う話では無い。なので好みが分かれる内容だと思います。女性への性転換を行い、男性の身体に受精卵?を移植したり、女性の身体からまた男性の身体に戻るとか ・・・この話は好き嫌いがはっきり出ると思います。
あかんかった………
2022年9月15日
この著者様は受けをズタズタに傷つけるのが好きなんですかねぇ?あまりにも酷くて途中で読めなくなりました。私はダメでした。
評価分かれるかな
2019年8月29日
私はあまり好きではなかったです。
突飛な話を読ませる作者の力量は認めますが、正直、主人公二人と別エピソードの二人も好きになれなかった…
唯一両方の話に出てくる天才外科医だけ良かった。彼には幸せになって欲しいと思いました。
う~ん、う~ん、、、
ネタバレ
2021年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何度も途中で放り出しながら、最後まで読みました。BL小説というくくりにはあてはまらないかな。綺月先生の作品の登場人物って自分の思い込みで突っ走る人が多いように思うのですが、今回もそれで周りを振り回して、完璧なものを求めるあまりに壊してしまいます。受け入れられないのなら諦めるとか、ある程度のところで満足するとかではなく、貪欲です。これは人間の欲が生み出した残酷な結末というか、業なのだと思います。早坂や安藤の人生を狂わせてしまって、何やってんだって思いました。彰に対しては結婚式を葬式になぞらえていた時点で、私は花嫁が気の毒で怒り心頭だったので、彰が安藤に「無神経さが大ッキライ」とか「人の気持ちがわからなすぎる」と言うのに対しておまいうと思ってました。式の途中でいなくなってからの...って酷すぎ。倫理観で小説を語っても仕方ありませんが好きじゃなかったです。綺月先生がこういうラストにされて物語としては深みが増したと思います。でも早坂が可哀相すぎてつらいです。ちゃんと受け入れて、彼なりに一生懸命彰のために考えていたのに。とったりつけたり、もうイヤ。あっけらか~んのハピエンの方が気は楽だったかな。読んですごく疲れました。すごく苦しかったです。記憶には残りました。読者の心を動かすという点ではすごい作品だと思います。でもごめんなさい星1で。
ヘテロセッ〇スがメインと明記してほしい
2017年8月14日
無料分と、あらすじを読んでから、2巻同時に購入しました。無料分をすぎて、しばらくすると、主人公の相手役として、女性が登場。セック〇描写もあり、内容としては素晴らしいものだと思いますが、bl小説として出すのであれば、わかりやすく、ヘテロセック〇有りとしないと、私のような、残念な気持ちになる人が増えるかもと思います。いかがでしょうか。
レビューをシェアしよう!
作家名: 綺月陣 / AZ Pt
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 海王社
雑誌: ガッシュ文庫