「東京くらし防災」のほうは表紙がピンク色で、この「東京防災」は黄色。
こちらのほうが普及しているのでは?とも思えるが、どちらも手元にあると補い合ってより安心感を高めると思われる。
全339頁で、うち全15頁のかわぐちかいじ先生のマンガ付き。
転倒防止や耐震化など建物の工夫と、場所のこと、気象について、訓練についてなど。
グループで団結して守りあうことにも触れながら、地震以外の災害にも役立つような配慮が。テロや武力攻撃、火山活動、感染症(コロナ前のもの)などだ。
応急処置については、医療的なこと以外にも当座の緊急時のしのぎ方がでている。また、そんなときのこころのケアの専門家ではない人間が、避難所などの特殊な状況でも子どもとやれる遊びなどにも触れていて、黄色い警告色強い表紙の印象にして中身は人との関わりもトピックとして重視されている。
本書は、もしもコトが起きてしまったら、どんなことになって、どんなことが出来るか、起きる前にはどうしたらよかったのかと共に考える書だ。
電書はかさばらず携帯可能、災害時にWiFi可能かどうかは別問題として、通信障害なければ持っていて損はない。