ネタバレ・感想あり倒錯の死角 201号室の女のレビュー

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叙述トリック
2021年9月17日
叙述トリックとは知らず額面通りに受け止め読み進めた結果、最後に明かされる真相にただただびっくりです。タイトルの通りですね。まともな登場人物が一人もいなくて読むのに苦心しましたが、それも伏線でした。途中で何度も感じた違和感の正体も読了してみればなるほどですが、設定に無理やり感やでき過ぎ感を感じました。精神異常者の妄想で全てを片付けてしまうならどんな設定も有りになってしまうし、少し安直かなと思います。でも叙述トリックとして読むならすごく面白かった。騙された感ががすごかったです。終始陰鬱とした緊張感をはらんだお話でしたが、事件の真相が分かりホッとしたのも束の間、最後がまた怖かった。
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