賢そうに書こうとしすぎて、しつこく、また使い方を間違っている日本語が散見されます。
うな“づ”く、きわめて綱渡り、みっともなく“も”(これが使われた文章では必要ない)、……変なの。
初見でどの方も受ける印象だと思いますが、漢字を使わなさすぎです。小学生向けのようなひらがなっぷり。昨今のテレビのテロップのようです。ひらがなすぎて、読みづらい。
出版社の意向でしょうから評価には影響ありませんが、フォントもついでに読みづらい。太めのポップ気味なゴシック体は小説(ラノベですが)には向きません。明朝体にして……。
とびら、すがた、ぶざま……、こだわりをもってひとつふたつをひらがなにするのならまだしも、どれもこれもひらがなで嫌になる。
テレビ放送における、漢字変換するしないのハンドブックでもあって、それを頭からまるごと採用したのでしょうか。
かなり序盤で、ヒーローの性格が悪くてヒステリックなのが見て取れ、いやな気分になります。不機嫌どころではないというか、こちらが不機嫌になってしまうというか。やなやつ。
演出のためにそう持ってきたと思うのですが、やりすぎです。人物紹介と同時に、読み手にヒーロー(ヒロインも)にヒーローの魅力を感じてもらわないとならないのに。
なんだかイライラしてきたので、第一章を読んだところですがこれでレビューとさせていただきます。きっと読み切らない。