ネタバレ・感想ありマイ・ディア・マスターのレビュー

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自然なリバップル
2024年1月23日
【ヨミホ】M/M小説、初読み作家さん。
19世紀、生きることに絶望している元軍人とお喋り好きな男娼の話。舞台がロンドンなので若い男娼はとっても皮肉屋です。

面白かった。まず19世紀とかそういう設定が好きだし、あらすじ情報のように少女を救出に向かうとか普通のBL小説とは違って読み応えがある。主人公の陰と陽の対比と救済も良かったし。
海外のM/M小説読んで思うことなんですが、リバ多いですね。でも愛し合ってるからこそ自然だなーと思います。それでも読んでて受け付けないリバップルはいる中、この2人は自然とそうなるべき2人だと思える描き方が良かったです。
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翻訳版で戸惑うなら読んだ方がいい
ネタバレ
2023年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 骨太設計かつ受けがめちゃくちゃ皮肉屋?海外のユーモアある人って感じのおしゃべりで面白い。攻めはプライドが高く沸点が謎だったりするけどまあ基本的にいい人。翻訳も歴史への注釈があったりしてわかりやすい。正直ハ○ーポッターの翻訳より全然読みやすいw
日本のBLラノベだとハピエンが約束されてるからクライマックスの時も安心して読めるけど、海外作品だから本当にこれハピエンなのか!?攻め早く助けにきて!ってドキドキしながら読めた。正直受けちゃん片腕くらいなくなるかと思った、それくらいクライマックスドキドキ。
読後感も幸せでよい。もっとイチャイチャ見せてよ!っと思うけど彼らの距離感はこれが正解で、引き際もちょうど良かったのかも。
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スリリングな救済再生譚◎
ネタバレ
2021年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《M/M小説》初読み作家さん。とても面白かったです。
元軍人と元ストリートチルドレンのクラシカルな身分格差モノ。同性愛が犯罪の時代で、甘さなくいつ終わってもおかしくない緊張感からの冒険まで楽しめました!!
(原題: The Gentleman and the Rogue)

19世紀初頭の英国ロンドンが舞台。
地獄絵図と化した戦地で多くを失い自らも重傷を負った大尉。
その間家族を熱病で失い、絶望の淵から立てた自死計画。
ロンドンを去る前夜、貧民街で拾った男娼を屋敷に連れ帰り、
この世での最期の一服をするつもりが、話好きの奇妙な若い男娼との時間が後を引き、自死計画が狂い始めて。

元大尉の准男爵アラン×男娼ジェム(19)の話。

共に違う地獄を知る同士踏み込まない関係から、かけがえの無い存在になっていくドラマが素敵◎
生きる屍の様な堅物紳士を笑わせるジェムのキャラが役者◎
豊富な小話を持ち上流階級から犯罪者まで話し方を真似出来る陽気なジェムと過ごすうちに、アランが過去の亡霊から少しずつ解放されていくの嬉しい。

MMの中でもベッドシーン多め。
長年禁欲を強いてきたアランが性の解放で生への執着を持つ一面もあるので。性行為に不慣れなアランの変化も見所。

〈鉄のカーテン大尉〉と呼ばれたアランが優しく分別ある紳士でカッコ良かった。「サーを取れ」とジェムに甘えるシーンは貴重(笑)邦題もいい◎みんなのマスターでみんなの救済再生譚でもあり、大尉・ストリートボーイ・軍曹・少佐の奇妙な新生家族の幸せをもっと見ていたかった。読後の多幸感が凄い!!
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良かった
2018年12月11日
少し昔のイギリスが舞台の男娼と准男爵の階級の違う2人のお話ですが、2人とも辛い過去があって最終的にそれが癒される感じです。ラストの2人には泣かされ、また幸せな気持ちでいっぱいになりました。
骨太な読み応え、海外メンズラブ。
2018年3月4日
(小説、読みきりb)

いやぁ~面白かったー!

海外のメンズラブ小説が翻訳されたモノクローム文庫はいくつか読みましたが、どれもどっしりとした読み応え。
恋愛抜きにしても背景ストーリー自体が面白い!
日本のBLとはまた違います。
腐読者受けするファンタジー(≒非現実的な展開)ではなく、リアリティーのあるストーリー。

本作は一昔前のイギリスが舞台。
階級の違うお屋敷の主人と男娼。
キリスト教圏だから男性同士は禁忌だからでしょうが、今とは違いその罪悪感が強かったり、時代背景が興味深いです。
後半、ハラハラな展開で、かなりのページ数で長いですがあっという間に読んでしまいました。
読み応えがある
2022年3月21日
ストーリーは王道だけれど、骨太で読み応えがありました。
登場人物も魅力的で良かった。ひたすら甘いだけのものを読みたい人にはちょっと違うかもしれませんが、ちゃんと物語を読みたい人にはオススメします。
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大切な人がいるって良いなー
2021年9月8日
表紙の膝に抱かれている子は19歳です。若い!頭の回転が速く身も軽く、いろいろ活躍します。事件もありますがミステリー程ではない…ロマンスが多いかな?楽しめました。
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中々良かったです
2021年1月30日
戦争で身体の負傷だけで無く心にも傷をもった准男爵のアランの真面目さと 男娼ではあるけれどきちんとスジの通った生き方をしている二人が 精神異常者のシバースからアンを救い出すシーンは読み応えがありました。
中世英国
2020年1月24日
元軍人の男爵アランと男妾ジェムの話。
戦場で大怪我をし失意のまま故郷に戻り、生きる希望を失ったアランが、人生最後の愉しみに男妾を買う事から話が始まります。男同士の恋愛が罪になる時代、自分の性癖を認められないアラン。一目惚れでジェムを買い関係を持ってから、一筋の光のようにアランの中を照らし生きる希望を持つように。
そこに軍人時代の部下の子供の話しが入ってくる。その子供を救うために、ジェムと旅立つアラン。二人の旅路の中で、信頼関係が築き上げられる。

最初はジェムの何でも冗談交じりにしてしまう軽い語り口に慣れなかったのですが、途中からはないと寂しいくらいになります。テンポの良い語り口なので、恐らく原著の方が本来の楽しさを感じられるのかもしれません。ブラックジョークが。
半分くらいまでは、大きな事件もなく二人の気持ちの変化にスポットが当たってるので、モダモダしますが、その後はハラハラしながら最後まで一気に読めます。
最後には彼らなりの幸せの形が見れて満足です。




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良かったです
2019年5月31日
19世紀イギリスM/M雰囲気ありすぎてリアル感がありました。歳の差、貧富の差も良い設定でした。
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