ネタバレ・感想ありいい子に育てると犯罪者になりますのレビュー

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救われた気分
ネタバレ
2022年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「にこにこ笑う子どもの本当の心」に周囲は気付かない。
これは本当にそうです!
私がまさにその子どもでした。
なお、本当の心に気付いてくれる存在である人物に出会ったことはありません。
私の本当の心に気付かなかった人達が100%悪いとは思っていないのですが。
この本を読んで心が救われた気分でした。
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こんな先生がいたらなあ
2022年8月10日
育った家庭環境が悪く、自分自身のおかしさ、怖さに気づいており、大変興味を持って購入しました。
机上の空論や原理原則ではなく、犯罪者との生の関わりを通しての気付きが書かれています。
人が犯罪を犯すほどに心を壊すメカニズムを知りました。

同時に「こういう先生(大人)いるよなー、むしろ多いよな」と傷つき、人間と付き合うのがまた億劫になりもしました。

私自身も子育てをする年代になり、私に子供が育てられるのか、どのように育てれば良いのか悩んでいましたが、子供に対しどのような関わりをすればいいかについてもヒントが得られました。

この方がまだ生きておられたら…
少なくとも著者の思想が受け継がれている教育機関や治療機関などがあればいいなと思いました。
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いい子という言葉の陰にあるもの
ネタバレ
2016年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親の愛情の表現の仕方を間違えると子供にどのようなメッセージを与えるのか、刑務所にいる犯罪者の心理的サポートをしている作者が、犯罪者の例を出して解明していく。
いい子は犯罪者になるというのは、犯罪者は、実は子供時代いい子であったことに基づく。
いい子がどのように犯罪者になったのか、親への愛の渇望が、怒りが大人になって噴出する。
誰もが犯罪者になり得るという点で、
「いい子に育てると犯罪者になる」と言っている。
とても興味深い本だった。
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事態は泥沼化する
2017年11月2日
この著者の言い分は、差別と偏見の応報を促し、事態は泥沼化する。

「道徳」「倫理」「公共」を否定し、「自由」「人権」「平等」「個性」「寛容」を偏重した教育は、思考を幼稚化(というよりモノノケ化)し、付けあがらせるだけだ。
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作家名: 岡本茂樹
出版社: 新潮社
雑誌: 新潮新書