育った家庭環境が悪く、自分自身のおかしさ、怖さに気づいており、大変興味を持って購入しました。
机上の空論や原理原則ではなく、犯罪者との生の関わりを通しての気付きが書かれています。
人が犯罪を犯すほどに心を壊すメカニズムを知りました。
同時に「こういう先生(大人)いるよなー、むしろ多いよな」と傷つき、人間と付き合うのがまた億劫になりもしました。
私自身も子育てをする年代になり、私に子供が育てられるのか、どのように育てれば良いのか悩んでいましたが、子供に対しどのような関わりをすればいいかについてもヒントが得られました。
この方がまだ生きておられたら…
少なくとも著者の思想が受け継がれている教育機関や治療機関などがあればいいなと思いました。