ネタバレ・感想あり未完の恋のレビュー

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長い長い片思い
2021年5月18日
「真昼の月」が面白かったので作家買いしました。
長い長い片思いをしている充晃目線でお話は進みます。中弛みもなければ、途中からスマートな当て馬の登場に充晃の選択や如何に?となりますが、俊平への一途で純粋な気持ちは一片も揺らぎませんでしたね。ただただ俊平と畑中という親友を失いたくない、自分の恋が報われるわけがない、そんな頑なな想いに取り憑かれて身動きできない充晃に胸が痛みますが、物事を深く考えない俊平の態度を見てればそう考えるのも当然で。個人的に、充晃はどうしてノンケで日向人間の俊平を10年以上も思い続けられたんだろうと、そっちの方に興味が湧きました。
一方の俊平ですが、充晃への気持ちに気付いてからの行動力は称賛に値しました。もしかすると、よく考えない性格が功を奏したのかもしれませんが(笑)もう1人の親友畑中の存在も光っていて、三者三様のキャラがイキイキして飽きませんでした。
恋愛物なのに、最後まで男同士の友情が眩しかったです。親友っていいなと思える作品でした。
ヘタレな受け様
2016年12月9日
親友に10年以上片恋をしていて、それが相手にバレてしまった時、どういう態度をとるか?
こういう設定のBLは数多くあると思うんですが、この時の受け様の反応が私にとっては今までここまで頑なな子はいなかったかな?と思う程でした。
恋愛に関しては臆病で逃げてばかりいて、ヘタレでネガティブなんですが、すごく健気で可愛いです。
すごく美人でモテるのに、他人には少しも関心がなく、好きな相手には親友以上の関係は望んでいないなんて、BLにはよくある設定と分かっていても、そのシチュエーションに萌えます(笑)。
ノンケの攻め様の方が積極的にアタックしちゃう程、そういう所が可愛かったのかなと思います。
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作家名: いおかいつき
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 白泉社
雑誌: 花丸文庫