この作家さんは安定して楽しめてます。
やや傲慢で冷たい攻(ただ愛する対象を見つけてしまうと独占欲の強い溺愛攻です)と健気受の再会、誤解によるすれ違いものです。
誤解されたまま体の関係から進みますが、無理矢理ではないです。
攻は過去に受に会っていたことを覚えていません。そこに取って変わった女性も出てきて、人魚姫のような切ないストーリーになっています。
個人的な好みですが健気受は地雷の場合もありますが、今回は大丈夫。
誤解されてなぜ言い訳しないの?と思う方もいらっしゃると思いますが、この受の子の境遇を考えると自己肯定感が低くて言い訳しても無駄…というか弁明できないような人間になってしまったのだと読み取れます。
だから愚かでも愛おしいというか。
攻はどこかで過去に出会っていた人の面影を受に感じていたこともあり、酷い誤解もしながらも受に惹かれていました。
でもこれまで人を愛したことどころか疑ってばかりいたので、なかなか上手くいきません。
ただ、受の子が女性に嵌められ更に悪い立場に追い込まれてもどこか受のことを信じていて…
両視点があるので、すれ違いや葛藤を楽しめます。
ただ、一点地雷があります!
これだめな人注意!
攻以外からのレイ プがあります!
正直、このシーン(最後までされてしまう。途中で逃げれてもよかったのでは。)無くても良かったんじゃ…?と思ったんですが…。
ま、結果、攻と当て馬?というかがそれぞれ誤解したりで攻嫉妬爆発によりストーリーが結末へと向かうのですが、もう少し受に容赦して、作家さんよ…wと受に同情してしまうのでした。
あとね、受家族の描写が少し雑でしたね。父親も今一つ存在薄く。
と言うことで、☆4よりの☆3とさせていただきました。
最後は溺愛ハッピーエンドです。お幸せに!