ネタバレ・感想ありリバーシブルスカイのレビュー

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クライミングと肉体と精神のエロス
2022年9月15日
はぁ読めてよかった。BL小説好きでよかったと心から思います。まず、研ぎ澄まされた身体とクライミングの様子がなんともエッチ過ぎて頭に血がのぼるんですが、硬派な主人公達と冷静な語り口でバランスがとられて、興奮の上限か無くなります。もう最高しかない。リバとか気にする隙間がないほど、物語の完成度が高いし、二人の関係性も自然です。
ぐんぐん引き込まれていく
ネタバレ
2022年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ リバありなので、苦手な方は要注意!
死んでしまった弟を軸にして繋がっている蒼一と陸。それぞれが思うことは少しずれてしまっているから、お互いに欲しいものが同じことに気づくのに時間がかかってしまう。登ることをやめた蒼一。正しいルートを選ぼうと迷ってしまう。降りる事が好きでなかった陸。それでも、降りる事が嫌で無くなっていく自分に驚きを隠せない。錘となって、陸を地上に繋ぎ止める事ができるならば、陸を山へと送り出す。その決断をした蒼一はホントは強い人なんだと思います。
松木くんはちょっと可哀想ですね。行き過ぎたファン心理の末路が気になります。
この作品、ゆっくり読もうと思いましたが、どうなっていくのか、気になってしまい、一気に読みました。沙野先生の作品て、そういうところがありますよね。
心揺さぶられる
ネタバレ
2021年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昇を喪い、生きる理由も失った陸が現実を受け入れられず、現実と夢現の中を一人さ迷っている姿は悲愴感しかありませんでした。そんな陸を全身全霊で支え、現実に繋ぎ止めようとする蒼一の必死さに少しずつ癒されていく陸にホッとしたのも束の間、陸をクライマーとして崇める野木や、蒼一に近付く女性が現れたりと、起伏に富むストーリーでイッキ読み。心を鷲掴みされる、オススメ作品です
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攻め喘ぎ最高
ネタバレ
2020年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的に攻め喘ぎが大好きなので沙野先生の作品は本当に大好物です(笑)『幼馴染み〜荊の部屋』の攻めなのにtkbが弱くて弄られると喘いじゃう能登。『一滴、もしくはたくさん』の、兄に挿れながら彼の弟に挿れられて喘ぐ堤。個人的に童貞とか早〇じゃなくどちらかと言えばHになれている攻めが快感に抗えず喘いでるのが最高に興奮します。今回の陸もページは少なかったですが受けの蒼一に挿れながら彼に指で後ろを弄られるという、またまた沙野先生のトンデモ濡れ場を披露して頂けて大満足です!!本音を言えばレビューサイトでそのHの話を目にした為本作を購入したのですが……(笑) でも、やはり沙野先生。濡れ場も読者をしっかり満足させつつ、物語も深いです。文字通り自分の全てで、もしかしたら親友以上の想いを抱いていたかもしれない(この思いに友情以外の名前をつける気は無い、的なこと言ってましたし)昇を亡くし自分も重傷を負った陸。極寒の山で親友がゆっくり息絶えていく様子を見ていた彼の心は壊れてしまいました。帰国した際陸の瞳孔が開きっぱなしになっていたという描写からその痛々しい姿が目に浮かびました。そんな陸を懸命に現実に留めようとする蒼一がいたから陸は壊死した心を蘇らせられたんだなと思います。そしてもう中盤から両片想いになるのですがそこからが長かった〜、、医局の上司の娘という厄介な当て馬や、異常な程陸に執着を見せる野木が意外にいい働きをして二人をくっつけてくれた点には感謝してます(笑)それ以外はクソですが。そして両想いH〜♡となりハピエン!は文句ないですおめでとうお幸せに!としかならないのですが二人の行為がいつもクライミングに例えられていて見る度笑っちゃうんです^^;二人ともクライミング馬鹿だから仕方ないんですかね……笑笑
しっかりした物語で読み応えあり
ネタバレ
2020年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ クライマーと元クライマーのお話です。山やクライミングの描写が多いせいか、静かでストイックな雰囲気が漂っていました。様々な出来事が起こりますが内面描写がとても丁寧なので蒼一にも陸にもどんどん感情移入していき、時には苦しくなるくらいですごく読み応えがありました。タイトルにあるようにリバありですがいわゆる普通のリバではなく、心を救うための行動だったので、リバ平気な自分からしたらこれもリバっていうのかと思いました。ギリギリな心理状態の中のことで、切実な思いに胸が痛くなりました。最後がやや駆け足だったのがちょっと残念でしたが文章が的確で読みやすく、心理描写に長けているので物語世界にどっぷり浸ることができ、初読み作家さんでしたが非常に気に入りました。
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色々面白い
2023年11月6日
最後の良いところで笑わせにきてるのなんでだろう…笑
リバも嫌いじゃないし、攻めがあえいでても良いんだけど、どうして山登りに例えちゃうんだろ。面白すぎました。
完全に犯罪者いるんだけど、失踪したの一言で終わるのはちょっと納得いかなかったです。
タイトルの意味
ネタバレ
2023年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ そうかータイトルはリバだったのかと読み終わってあとがきで気づきました。おそっ。
結果登山の話だと思って読んでクライミングの話だったし、主人公はそれすらしてないっていう…。でも先生が言われる通り全然嫌なリバじゃなくてトラウマを持った2人の再生の話でいい作品でした。
クライマーのお話し
ネタバレ
2023年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLにしてはあまりない真面目なスポーツもので、アスリートの肉体描写が美しいです。兄弟とアルピニスト親友の一種の三角関係が弟の死後でも続ます。親友の弟に対する気持ち、兄の親友に対する気持ち、弟は知っていたんでしょうね、きっと。兄は保守的で慎重で臆病で退屈な人、その彼が自分の気持ちに正直になろうと思うまでの葛藤が良かったです。たとえ弟の代わりでもいいと思うなど、その想いは切実です。親友が弟の死を乗り越え、兄への想いを表すのに晩ご飯の御菜が使われたのも好ましいと思いました。弟と親友が平地に戻って来る理由は兄というのも面白いです。兄は気が付きませんでしたが、心優しい弟だったようです。親友が兄と繋がれるのなら攻め受けどちらでもいいと言いますが、その気持ちが真実だと思います。2人ですることなら何でも全て愛おしくなるのでしょう。
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引き込まれる
ネタバレ
2022年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ あまりの面白さに、最初のBL展開になった場面で、ここ無くてもいい、一般小説のジャンルでもいい、もっと心の葛藤が読みたい、と思ってしまったくらいでした。それくらい、閉塞感と緊張感に引き込まれてました。臆病者の2人が掛け違えてすれ違ったり、当て馬に雁字搦めにされたり、最後までヒリヒリする展開で面白かったです。
ただ、Hシーンが山登りに例えられちゃっているのがコントみたいで、あれ?笑うとこなんだっけ?と目がウロウロしちゃいました。
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オカルト的
2024年3月18日
クライマーと 兄弟愛と リバースと オカルトとてんこ盛り盛りでした。狂気じみた人間の軟禁状態もありました。感動したっていうほども無かったと私は思います。
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