ネタバレ・感想ありカスミとオボロのレビュー

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さすが丸木先生
2018年7月5日
中二病ど真ん中のヒロインでぐっと親しみを覚えたところでそれだけにとどまらない人間臭いドラマを見せてくれる、丸木先生ワールド全開です。ミステリー的面白さもあり、文学的物悲しさやほのかな胸糞の悪さも感じられ、けれど全体のキャラ造形としては大変現代的で、そのバランスが見事。癖になります。そして何より安定の執着愛に感謝。朧、とても素敵です。
著者読み。
2021年4月9日
普段のTLとは違いますが、おもしろかったです。
今回は、鬼を主軸に話が展開。
1章1章いろんな鬼のかたちがあって、決して救いが必ずあるわけでも
ないのですが、そこがまたいいです。
続きが早く読みたいです。
広くオススメな丸木文華作品
ネタバレ
2018年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 構成力も文章力もあるけれど、BLや近親ものなどのシチュエーション故に、誰にでもはすすめられない作品ばかりの丸木さん。
しかし、この作品は主人公の美少女と、彼女のはるか前世に因縁のある一見美少年の鬼が、一緒に過ごしながら出会う事件を描いた伝奇的オムニバスなので、一般的なミステリーのように読めるので、多くの方にすすめられます。
無害なふりをして、ただひとりの女性を愛する鬼の純愛物語でもあるので、どぎつい性描写もありません。
耽美な雰囲気はありますが…
長編としては、夫である鬼を裏切り、人間に加勢して、人間との間に子どもをもうけた妻は何を考えていたのかというミステリーでもありますね。
何巻あっても夢中で読み、新しい事実がわかると伏線を読み返したくなる名作です。
明るい
2017年3月30日
人にとりつく怨念やら鬼やらはおどろおどろしいのに、全体的に明るい印象の話でした。丸木先生のねっとりどろどろした感じがまったくないので、それが好きな人には拍子抜けかも。最終的に二人がどうなるのか楽しみです。
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