このレビューはネタバレを含みます▼
中学生の転落死をきっかけに、一つの出来事が町全体へと波紋を広げていく‥
事件の真相を追うだけではなく、学校、家庭、警察、それぞれの立場から描かれる心理の積み重ねが非常に読み応えあり
思春期ならではの未熟さや見栄、周囲に合わせようとする空気が生々しく映し出され、誰か一人だけを責め切れない苦さが胸に残る‥
真実が明らかになっても割り切れる結末ではなく、登場人物それぞれが背負うものの重みを考えさせられます
いじめという題材を通して、人の思い込みや集団心理の怖さまで丁寧に掘り下げた一冊