ネタバレ・感想ありあいちトリエンナーレ2016 公式ガイドブックのレビュー

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少し前の芸術だったと思います。
2020年6月7日
いまごろ読んでますが、開催当時は慰安婦の像や昭和天皇の写真を燃やす行為が芸術なのだろうかという論議に終始していたと思います。
あいちトリエンナーレは愛知県以外の政治家がフェイスブックやツイッターに取り上げて凄かったのですが、論点の慰安婦の像は事前に展示が決まっていた。しかし昭和天皇の写真を燃やす行為が批判されたのは、象徴天皇制の下で議会制民主主義の日本の政治形態はイギリスと同様の立憲君主制なのだと感じた事件でした。
歴代天皇は、イギリスの歴代国王と同じような権威で、お写真を焼くような不敬な態度は良くないという概念が争われた気がしますが、では自由民主主義はどうなったのだろうか?自由平等などの疑問がでてくる感じです。
日本の義務教育では、自由や平等を中心に教え、政治思想への迫害を非としていると思います。世襲制の皇室への疑問をもつ人もいますし、天皇制反対の運動も存在しています。
故に、芸術なのかプロパガンタなのかの論議で中止になりましたが、日本は君主制だったと実感した美術展としては後世に語り継がれると思います。
プロパガンタの議論が始まる前の芸術を紹介で、あいちトリエンナーレの楽しみ方が掲載されていた雑誌です。
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