このレビューはネタバレを含みます▼
兄弟ものをよく読むので大丈夫だと思っていましたが、やはり実親子設定は読んでみて少々抵抗がありました。父親は悩んでいるけど、されっぱなしなのは心療内科医としてどうなんだと思いました。ラストで父親の息子への執着が見えるのでなるほどとなりましたが、唐突な感じがするのでもう少し丁寧にエピソードを絡めていただければ理解できたかと思います。私もレビュアーさんのとおり息子は血縁関係のことをわかっているのかなと思いました。あと、奈良先生の89ページの挿絵のアングル(股ごしの息子の顔)がすごかったです~。
2010年1月 総216ページ 挿絵あり。