極道物として読む方はある程度の暴力許容の方だと思うので大丈夫かと思いますが、そうでない方は若干要注意です。水原さんの作品には、心身ともに凍った家庭で育った為に痛みに鈍感な攻め様が出てきます。その為、受け様にも同じ試練を乗り越えてもらわないと攻め様との距離を縮められないので、暴力場面が必須?みたいな流れになることしばしばです。それはあくまでも枝葉の部分であって、根幹は、深く傷ついている攻め様を受け様の深い愛で救う〜魂の救済のお話なんです。一途で大人で偉大な愛を与えられる受け様の和彦さんがステキでした。