ページ数が少ない中で余計なエピソードが無いので、サクサクと進みます。家族の仇であるバラクになかなか心を開かないユアン、展開が早いので変化がないまま気づけば半年、一年と経過しています。あっさりと心を開いてしまうよりはリアリティがありますが、なんせページ数が少ないので展開にもう少し山と谷が欲しかった。結局心から通じあってイチャイチャが見られたのは最後の方でしたが、エピローグの後にも、その後の小話があって良かったです。サクサク進むが故に、読んでて時折、いつの間にそうなったのかわからない所がありました。ストーリーが良かったので、3倍くらいのページ数でもっと深く掘り下げたお話を読んでみたいですね。
バラクが落ち着きのある男で、良い男だなぁと。統一を目論む、大きな野望があるけど、ユアンに対してはひたすら優しいというか、どこか余裕すら感じる。表紙イラストも美麗でポイント高しです。
余談ですが、エロなし。…見たかったなぁ。