ネタバレ・感想あり狐火の夜のレビュー

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狐火の正体とは
ネタバレ
2023年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様はオカルト系も描かれるので今作もそうかな?と思いましたが全く違いました。
主人公は都会に身を置きながらもどこか馴染めない純朴な大学生の皐と朴訥なインテリヤクザの木津根。2人の興味の対象が少し浮世離れしているせいか、分かり合えた嬉しさと語り合える喜びで急速に近づいていく様子は無理がなくとても自然です。だからこそ現実を目の当たりにした時に苦悩する姿が痛々しく、一度離れた2人がその後どう交差するのか、もしやメリバか?と覚悟しつつ気付けば一気読みしていました。
タイトルにある「狐火」とは闇夜に現れる幻想的で怪しい火のこと。お互いをそれに例えた表現が印象的で、だからこそ狐火に魅せられた者はどう足掻いても囚われてしまうのかも。ラストは2人の境遇の違いや木暮の事も気になって、好きなお話ですがどこか切なさが残る読後感でした。
ヤクザと大学生
2020年9月1日
図書館で出会った男性と大学生の皐が友人の忠告も聞かず深い関係になった相手がヤクザだった。再会した二人が幸せになってほしいと思いますが40過ぎて日雇い労働者と民族学院生卒では前途多難だろうなぁと思いました。
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シリアス
2020年5月22日
全182ページ。攻めが20歳上で極道というのは、読んでいてすぐに知れてくるのですが、極道モノにありがちなタイプの攻めではないので、人柄がわからず、それがすごく攻めの背景の負を感じ、魅力でした。受けは、世間知らずで真面目な大学生、少し女性っぽく思えてしまう箇所あり残念でした。
初めて読んだ時は、地味なお話としか印象に残らなかったのですが、今回レビューのため、再読。キュンや甘さは無、作者様のサディスティックも無し、でも、夕日を眺めてのラストが、最後まで切なく、攻めにいい格好させず、好きな作品だな、と思いました。
面白かったです。
2020年4月25日
ピュア大学生とインテリヤクザの純愛で、王道ラブストーリーです。尾崎の歌みたいな、オーマイリルガーと歌いたくなる切なさで、病的な執着独占欲とかは皆無です。個人的な意見ですが、ラブラブだけど、もうちょっと登場人物に毒があった方がBL的には面白かったかな、と思いました。
なんとなくボヤけた印象
2024年8月30日
いいんですけどね、なんとなくボヤけた印象のする作品でした。攻はヤクザをやめてしがらみもなくなり、これから自由に生きられるのだろうか?
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