単純なラブストーリーかと思いきや、結構どぎついいじめの描写があったりとか、人が死ぬとか、突飛な内容でびっくり。その分、飽きずに最後まで読み進めることができました。
比喩表現がやたら多く、理解が追いつかない場面も多かったけれど、物語全体としては綺麗にまとめられていて、読後の後味も結構良かったです。また、作者様はラノベ作家さんとして有名な方で、だからなのか、キャラクターたちの会話のテンポが良く、楽しく読むことができました。
このお話の一番の魅力は、主人公のキャラクター性だと思います。いじめの描写があっても、人が死んでも、明るく物語が展開していくのは、主人公の濱田清澄くんのブレない強さと優しさがあるからだろうなと思います。初めてこの作品を読んだのは4年程前ですが、今でも頑張れないとき、濱田清澄くんを思い出して、自分も彼のように頑張ろう!と喝を入れています笑
飽きない展開を求めている方におすすめ