つがいシリーズ一作目。自作は「真名のつがい」ですが、別CPの話なので個別に読めます。
オメガバースと違うところは、インペリアル=αは、コンセプション=Ωとの契約を強制解除できるところ。主人公達のすれ違いや思い違いにより、Ωに多大な衝撃と負担をかけ、場合により狂ったり死んだりすることもあるその契約解除が、切ない山場となるわけです。
ここのところは次作も同様。
下層民とされるコンセプションがのたれ死にかけていた下町で、反政府組織的なグループに拾われ、そこでも虐げられていたところ、インペリアルがアジトを襲撃。取り残された主人公が拾われて、打って変わって宮殿暮らしとなるも、どうせまた捨てられる、と素直になれず、攻も情緒欠陥症のためすれ違い、、、とプリティウーマン的な部分もある美味しい展開。
ドラマチックで、情景的に少しブレードランナーな感じで想像しました。次作もよかった!