中原作品には珍しく今回はエロオヤジもいなければ下ネタもありません。今作はノンケ(かな?)同士の両片思い、すれ違いがあったり病み系の当て馬がいたりと簡単にはいかないんですが、どこか普通すぎて物足りない‥。攻めの岸尾は一見スパダリ風に見えるけど、途中から目に余る身勝手さにちょっと引いてしまいまして。翻って受けの楢崎はだらしない性格なんだけど人懐っこくて可愛げもある。岸尾が楢崎を好きなのは理解できるけど、その逆はどうにも理解し難くて。2人のバランスがイマイチ悪いのか、攻めの性格に苦手意識があるからか分かりませんが、最後まで作品に入り込めませんでした。ちなみに2部構成、前半岸尾、後半楢崎目線です。
中原作品大好きなので少しずつ読んでますが、今作は珍しく気持ちが乗らなかったです。星3と4の間かな。