このレビューはネタバレを含みます▼
5つの物語からなる短編集なのですが、読み終わった時の感想としては、一つ目のお話は明るく清々しい気持ちになれましたが、二つ目は切なく寂しい気持ちになり、三つ目は主人公がものすごい死に方をするし、四つ目も暗殺者の悲劇の死が題材で、五つ目の司馬遷のお話も、最後の最後で救われますが、全体的に暗く生臭い内容でした。本を買う前のイメージとかなり違ったのでなんだか軽くショックを受けました。人物描写や風景描写などは流石に上手いなぁと思いましたが、やはり内容の暗さに耐えきれない部分が大きいので、星三つで。