こういう家族再生物が好きです。本作では、特に父親とヒロインの絆の再生が大きな意味を持っています。一方、ヒロインとヒロイン兄との関係は、ほぼほぼ問題が解決したところから話が始まっており、回想で語られる程度です。
とは言え、メインのお話は謎解きサスペンスで、ヒロインがとてつもなく無謀な行動をとるので、ハラハラドキドキ一気読みでした。
また、ホットシーンが盛りだくさんで、本来はあまり好きではないのですが、ヒロインが幼いころからヒーローが好きだったという設定だったので、受け入れられました。ただ、背徳の館（本作ではフィールドストーンズという名称で登場）での描写がどぎつ過ぎて、デピュタントのヒロインなのに、そこまで官能どっぷりにしなくてもと、ちょっと嫌悪感を覚えてしまいました。。。
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