ネタバレ・感想ありラブセメタリーのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

小児性愛者
2020年5月19日
小児性愛者の物語。ただでさえ良い印象がない小児性愛者が、作者の表現力もあり本当に気持ち悪く書かれています。理性を失った人間はクソです。うわ…うわ…とページを捲る度に思ってしまいました。読み終わった後、自分がそうでなくて良かったと心から思いました(自分勝手な意見ですが)。登場人物の気持ちを考えると苦しくなりますが、どうしようもないんですよね。気持ち悪いものは気持ち悪いです。もっと感想を書きたいのですが、私の文章力では、このモヤモヤを表現できないのでやめておきます。ただ、読んで良かったと思える作品でした。
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読んで良かった
2019年4月7日
あらすじを読んで躊躇していて、やっと読みました。嫌悪の対象でしかない2人の男が書かれていて、読後何とも言えない気持ちになりましたが、面白く読んで良かったです。胸くそ悪い表現が沢山ありますが、色んな物を読みたい方におすすめです。
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苦しい。。。
ネタバレ
2018年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ かなり重いテーマの小説です。キュンキュンするほんわかBL作品を期待してる方にはオススメはできません。

この作品を読む前は、小児性愛者は犯罪者である認識しかありませんでした。そして、(犯罪を犯していない)彼らの生き地獄を初めて知りました。
エピローグの圭佑なんかはまさにそれ。その後の彼の人生はどうなるのだろう、どこかのタイミングで信さんのようになってしまうのか。

本当に難しいテーマ。
子供を持つ身としては、小児性愛者なんてものは忌むべき存在ではあるが、犯罪者ではない彼らの苦悩は想像するだけでも苦しい。。

信さんのパートはなんとなく、嫌われ松子の一生を彷彿とさせた。
星5以上!BLとは違う。社会的テーマ。。
2018年7月21日
(小説、1冊読み切りt)。

さて、、、
ラブなお話を期待する方は、回れ右で。

いやぁ、普段からお話の中の意味が重いものがあって、ただの恋愛ではなく、考えさせられる、どっしりとした読み応えの作品を書かれる方ですが、これはもう、なんていうか。。
意味が深かったです。

マイノリティ性癖を扱った、社会的問題がテーマのストーリー。

BL作者さんだけに、ゲイも登場。
読み手は作者さんファンの腐読者が多いから、ゲイへの抵抗はもちろんない。
んじゃ、性対象が犯罪になってしまう人たちは??

読んでて否定して良いのか肯定していいのか、わからなくなる。
ではだからといって、現在の社会的倫理観からすると、解決方法があるのか?

周囲には理解できないけど、だからこそ、当の本人たちが一番苦しい。。

登場する2人の境遇の対照的なほどの差が、皮肉でした。
そして、エピローグ。
本人の気も知らない、周囲の羨望と評価。。

1章ごとに主人公(視点)がかわり、話が進んでいく。

非常ーーーに!読み応えがありました。
お気楽極楽には、読めません。

年齢性別関係なく読める!
むしろ、男性、年齢層上の方が読んでも面白いのでは。
ただそこにある現実
ネタバレ
2018年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小児性愛をめぐる短編集。
BLやライトノベルといった範疇にはおさまりきらない。各話毎に違う人物の目線で語られる 淡々とした日常の描写は圧巻。
ゲイ、ホームレス、小児性愛者、教師、それぞれが厳しい現実と向き合い、問題を抱える。小児性愛者のそれはけして当事者以外に理解されることはない。まさに荒涼とした墓場だった。
読む人を選びます
2018年4月22日
作品としては間違いなくなものですが、性、生について、考えさせられる、とても、正論にはならない苦悩。考え出したら、病んでしまいそう。こういった痛烈なストーリーを深く掘り下げて掘り下げて、、好みではないのに、読んでしまい、打ち砕かれ、見ないでいられる世界を無理に見てしまった感で、頭がぐるぐるして、きっと、また、読んでしまうんです(笑)。
知らないままでいたかった。
2018年1月1日
ネタバレします。痛々しくもそこにちゃんと甘いラブがあるハッピーエンドBL、言うなれば木原作品『A面』を読みたい人は回れ右してお帰り下さい。
★5つしかつけようがなかったけどある意味★1つでも。
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以下、苦手な方は文字を目にするのもきついと思うので、読まないでくださいね。
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小児性愛の性癖を持つ人(たち)が主軸になってます。
「性的マイノリティ」の生きづらさ、みたいなものは、BL作品からほんのり理解したり共感したりしますが、マイノリティを突き詰めるとこうなりますよね。
飯を美味いと思うことはあっても何故美味いのかは普通(マジョリティ)は考えない。
その「何故」を強制的に考えさせられ続ける(しかもそれを喰らうのは犯罪!)。
「それ」さえなければ人も羨む完璧人間。「実行」さえしなければ普通の人。
「考えるだけで犯罪なら作家はみんな捕まるわ」と恐らく自分すら贄にして、ペドを憑依させ脳内をさらけ出し、ゲイの純愛に「汚いものをしまえ」と言ってのける。
執筆中、筆者は正気でいられたんだろうかという思いはそのままペドに対する「お前正気か」という問いになる。答えは当然「正気」。だから頭を抱えてしまう。彼らは病気じゃない。ゲイが病気じゃないように。

闇が濃すぎて読み返せないし、読ませた木原氏を恨む。
自分は思ってる以上に隣人を知らない。
大胆な作品
ネタバレ
2018年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんな内容をチョイスするあたりが木原先生なのでしょうね。ゲイの影が薄く感じるもの(苦笑) 性癖に関しては本人達のどうしょうもないサガを哀れに思います。異姓愛も同姓愛も互いの意思さえ間違いなければ犯罪ではない、けれど小児愛は片方の(年上)意思により主従が生まれてしまうので犯罪になる。自認してから死までの『僕のライフ』信さんの一生は教員からホームレスになってしまうまでの葛藤と自己愛の連続で「隠して生きていれば良かったのか!?」と最後まで苦悩しかない読み進めても何処にもハピエンはなく好みは分かれると思います。
うーーん…
2019年5月11日
レビューを読んだので、迷いながら購入したのですが、自分もダメでした、、、、木原先生の物語の進め方は流石ですが、恋愛要素が全くと言っていい程見られないので、読み終わった後、後味の悪さだけが残りました。
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作家名: 木原音瀬
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 集英社