ネタバレ・感想ありSpring has come!のレビュー

(3.5) 2件
(5)
0件
(4)
1件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
思春期の悩み
ネタバレ
2022年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 惣菜屋の5歳上の兄ちゃんと地元の大学に進学が決まっている高校生のお話。高校生は祖母と父と妹弟の暮らしのために色々努力したり飲み込んだり諦めたり。決して健気不憫メソメソなタイプではなく、真面目な故に妥協や手抜きが出来ず、ちゃんと心の中で不平不満をブツブツ言ったり、実は短気で感情的になると爆発。それを惣菜屋が大きな器で受け止めて解きほぐしてくれます。この年頃にはこういう人生の先輩がいてくれると救われたりしますよね。高校生はちょっと素直でなくツンデレっぽいところがあり、ブチ切れると暴言を吐くので、私的にはちょっと可愛げが足らず、すぐ後悔するなら言うなよと思ってしまうし、設定ほど賢い子には思ませんでしたが、惣菜屋はめちゃ大人対応。野良猫を懐かせるごとく外堀から埋めていきます。高校生が大学生になって、惣菜屋でバイトし、惣菜屋の初恋の元クラスメートがちゃちゃを入れてきますが、無事両想いで終了。エッチはなしでキス止まり。エッチ必須派ではないけど、惣菜屋は意外にテクニシャンなようなので、仲を深めて、就活、社会人まで読みたかった。読後感は爽やかです。日帰りドライブに行きたくなりますよ。
うーん
ネタバレ
2019年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作家さんなのですが、あまり心に響きませんでした。
母親がいないので家事を一手に引き受け家族の犠牲になっている気がしている高校生の主人公。
ちょっと軽めの近所のお惣菜屋さんの店主と知り合い、バイトをすることになります。
最初は反発しながらも少しずつ近づいて行き…という流れでしょうか。
BLというより青春小説という雰囲気で主人公がぐるぐる悩む姿ばかりが目につきます。
そして後半に出てくる当て馬的な店主の同級生にとってもイライラしました。それに対する店主の態度もなんだかしっくりこない。主人公の想いを店主がちゃんとくみ取ってくれている気がしない。
読んでてすっきりし切れない感じでした。
エッチは最後にちょっとでほとんどありません。
古い作品なんでしょうかね。
残念ながら自分にはあまり合いませんでした。
レビューをシェアしよう!
作家名: 月村奎 / 南野ましろ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館