ネタバレ・感想ありもうひとつのドアのレビュー

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小説 健気不憫受け
2024年9月10日
シングルマザーだった母親を亡くし1人で生きる広海17才と、妻を亡くし小1の娘を1人で育てるシンパパ三夜沢の話。小説。月村さん大好きで作者買い!毎回キュンキュン。今回は、これでもかという健気不憫受けで、もう何回涙が出たか…。広海は手負の子猫みたいに全てに警戒してて、でもそれは育ってきた環境によるもので、それでも一生懸命自分の運命を切り開こうと頑張って、偉すぎ…人のせいにしたり人間関係を諦めたりするのは簡単だけど、そうせずに自分の力で自分の責任で生きていこうとする広海、偉すぎ!!くうー泣いちゃう。弱いんだよなあ、健気不憫受け。最初、三夜沢の小1の娘のミウちゃんと手を繋ぐシーンがあってね、小1くらいの子供の手って温かくて柔らかくてしめってしっとりしてて、その手が自然に自分の中に収まってくる感じがね、わ、わかるー癒されるよね…!!と広海の戸惑いと幸福感がこちらにまで伝わってきた。広海のまわりも、単純に良い人・悪い人という構成じゃなくて、良い人にも悪い面があって、悪い人ともそれなりの関係性が築かれていて、良い悪いでは測れない人間関係が深くて面白かったです。攻めの三夜沢は、ノンケなのに17才の男の子になぜ恋愛感情を抱いたのか、仏頂面過ぎて分からなかったな、庇護欲?広海は顔が可愛いけど、だからって恋愛になるのかなあ。三夜沢溺愛短編があればその辺しっくりきただろうにな…読みたかった…三夜沢溺愛編…読みたかった…。
無愛想なあしながおじさん?子持ちだが。
ネタバレ
2024年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 難しいことは考えないで、親に愛されなかった子が無愛想なあしながおじさんに救われる過程を楽しめばそれで十分な気がした。
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善意の人の怖さ
ネタバレ
2018年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ この話は繊細な雰囲気がとても好きですが、心に残っているのは、主人公の相手役の身内が、相手役が主人公にやさしくすることについて発言する内容の無神経さでした。身内は善人で、何も悪いことは言っていないのですが、その言葉が主人公を傷つける可能性があることに思い至らない浅慮な善良さにぞっとしたものです。おそらく世間の大多数はあの身内のように、善意でできているのでしょう。
月村さんの物語はそのように、ちょっとした、まったく悪意のないやりとりが、実は主人公を打ちのめすこともあるのだ、という示唆がままあり、そこが物語の転換にもなったりするのですが、人間のえぐさをえがくのが巧みだなあ、と思わせられます。
何気ない生活の描写や、相手役の娘のやさしい言動に主人公が癒されるあたりなどは、ふんわりします。
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作者買い
ネタバレ
2022年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。おもしろかったです!でも、これでもか!!というぐらい不憫な受けだったので、カップルになってからの幸せで甘々な所をもっと読みたかったなと思いました。
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作者様買いです
2022年4月5日
攻めは不器用でぶっきらぼうな30代の子持ち建築家、受けは母親から愛されずに育った不憫な17才。受けの成長と幸せを心から願いながら読み進めました。BL面はサクッとあっさり、攻め目線がないのでいつの間にそんな気持ちに?!と思ってしまいました。硬派な年上男性攻めが好きな方におススメです。
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切ない
2019年4月2日
ネグレクトされてずっと誰にも愛されたことのない受けが攻めを簡単に受け入れないのがすごく切ないけど説得力がありました。攻めの過去も悲しくてこれから3人で幸せに暮らしてほしいです。
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月村さんの優しい世界感
2017年12月13日
主人公の広海は小さい頃ネグレクトにあっていて、今は母の恋人だった男に理不尽にお金をたかられています。誰も信じず生活苦で疲れ果ててるひろみを、少女と三代沢が救って、愛情を教えてくれる話。

美生ちゃんかわいくていい子だし、三代沢は無口でぶっきらぼうだけど優しい。
広海が小さな幸せ達を壊さないように、期待しすぎないように、大切に大切に扱うのが悲しくて健気。

もっともっと幸せになって欲しいと思う。
月村さんらしい心があったかくなるお話でした。
面白い
2019年8月21日
主人公の健気さがいいです。番外編などもっと読みたいです。良かったです。
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なるほど
2019年6月14日
広海の描写がいいです応援したくなります。でも三夜沢のひととなりがも一つ掴めません、小田切夫妻はダメですね。彼等の生育環境なのかもしれませんが、価値観の違いでそのうち広海の苦労しか想像出来ない。善意っていうけど広海に直接話す感覚が理解出来ない。慈善という施しに自己陶酔する利己主義で優しさや本質を考えれない人達に思いました。
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薄幸な青年の幸せの行方は、、、
2017年11月27日
薄幸な17歳が大切な人ができ、少しずつ幸せを掴んでいきます。
ハラハラしながら見守るように読み進めました。
最後は割とあっさりハッピーエンド!
良かった良かった(*^^*)
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作家名: 月村奎 / 黒江ノリコ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館