レーベルさんがお安い文庫のレーベルさんなので、コスパがよく分量が充分。セクシャルな場面が多かったり、若干うさんくさくしつこい感謝シーンとか、とくに読みとばして問題無い部分が多いが、メイン部分はとても面白いし、あんまり好きじゃない部分を読みとばしてもコスパ的に悪くはない。
1990年代から2000年代くらいの文化、ビリーズブートキャンプとかを知らないと理解に苦しむパロディとかもあるので、読者は選ぶと思うけど。パロディ元の文化が古いところはある。
あと、読んでて、女性が現実的というよりは男性の都合いい理想的な感じなのはある。男性キャラは価値観が多様である程度リアリティあるんだけど。助けられたからといって、20人以上もいたら、こんな風にはならんよなーとは思う。
わりといろんな要素があって、分量とかも多いので、この作品の楽しみ方的には斜め読みとか読み飛ばししつつ、好みの部分を楽しむ感じが良いのではないかと思う。
たぶん、作品を隅から隅まで深く読みたい人とか、しつこめのセクシャルとかハーレムに拒絶感がある人からみたら評価が低くなるんだと思うけど。作品としての重厚感とか背景にある知識の深さとか社会の理解とかの作品のクオリティは高いと思う。