訳ありな吹奏楽部で繰り広げられる学園ドラマ。最初、ヒーロー、ヒロインだけで話が始まりますが、色々な人がジャズを通じて繋がっていく成長と再生のお話しでした。ヒロインが最初ヒーローの事忘れてて全く気づかなかったくせに、一旦気付いたらどんどん惹かれて行ってなんだかなぁと思ったり、癖のある人が多くてちょっと疲れる時もありますが、スピード感も良く、楽しく読めました。音楽場面の描写は少し知識があったほうが、より楽しめると思いました。気になったのは文章がヒロインの1人称である所。ここは好みが別れそう。自分は彼女の語り口に馴染めませんでした。なので星4つです。