父親は将棋棋士。自分は将棋が得意じゃ無い。同級生は将棋が、好きで得意な子。親子だからこそ、悩む事があります。親子だからこそ、わかりあえないことも。父が好きなのに、父が得意な事ができないもどかしさ。切ないです。しかし、将棋棋士は大変なのですよね。奨励会にいた人を知っているので、よーくわかります。こどもの相手は難しいよねぇって。子供の時できなかったことも。大人になればできるようになっていくはず。すぐはうまくいかなくても。少しは成長してるはずだし。将馬だって春馬という子供の世話してるんだから、過去の自分を鑑みたりしてるはず。昴はちょっと臆病になってるところもあるから、おおらかな将馬がなんとかしてくれるでしょう。ちょっと大雑把ですけれど…。葛西リカコ先生のイラストがカバーだけなのがちょっと残念。