不本意に後宮の下女となった薬や毒に傾倒する風変わりな少女、猫猫(マオマオ)が主人公。
なんだか訳ありの絶世の美貌の宦官(男の大事なものを喪った官吏)を始めとし、個性豊かなキャラクター達が登場します。ゴリゴリサスペンスではなく、程よい陰謀、程よい謎解き具合で気軽に読めます。
恋愛は薄め。時々不本意でキュンとさせられることがあります。これも私的に程よい。
2種類「薬屋のひとりごと」あります。
原作及び両作を読み、両作ともに楽しめました。
メインストーリーは全く同じ。描写する場面に少し差がある程度です。
しいて言うならば、画面の華やかさやコミカルさは本作。描写が原作寄り(例えば作中絵に登場する文字が漢字)なのは別作。
どちらもオススメできる面白さ!なので、これから片方だけ読むという方は、試し読みした直感で選んでよいと思います。