自分はどこの誰で、外の世界はどうなのかを知るため、旅に出る大聖官のリーブ。旅先で見つけた空間の歪みに足を入れると吸い込まれてしまい……。
到着先は"白き宝珠"を求める王様・バードの所。そこでさっそく宝珠認定されたリーブ。おまけに強引にバードの妻にさせられ、国から逃亡できない状況。
当然ながらバードを拒否するリーブでしたが、彼の純粋さや、王としての責任感等々、内面を知り惹かれていくリーブ。そんな心境の変化に気づいたバードとめでたく結ばれます。
そんな時に戦争が仕掛けられながらも、強大な魔術で退けて戦争回避するリーブ。すごいできる男!以前に読んだ「空に響く~」より読みやすいファンタジーで好みでした。