１作目を読んだところ、未消化というか単なる導入編のような気がしたので、２作目、３作目の今作まで読みました。
２作目では、皇族を転覆させようとする輩がいたはずなのに、３作目では何事もなかったかのように、とりたてて大災害も起きず、誘拐＋人身売買をほぼ壊滅して終わりました。この３作品で、三者三葉の恋愛物語を作り、それぞれヒーローとヒロインのキャラ設定をしたのだと分かりましたが、今作品は、あまりに起伏がなく、同じ説明が繰り返されるので斜め読みしました。
まあ、どの作品もハッピーエンド小説なので、さらりと読むのにいいと思いますが、読み返したくなるほどの魅力は感じられませんでした。ビーズログ文庫とはこういうふんわり系の作品を出版するところなのでしょうか？ この作者さんにしては、小さな校正ミス (話の筋立てには影響なし) が意外に多く、雑だなとも思いました。
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